セルフでのVIO脱毛は可能?安全なやり方や注意点も紹介
VIOはそれぞれ特徴や位置が異なるため、正しい手順で行うことが大切です。この記事では、VIO脱毛をセルフケアとして行う方法や手順、注意点やメリット・デメリットついて紹介していきます。
VIOのセルフ脱毛に興味があるが正しい方法がわからない、毎回適当に脱毛しているという方は、ぜひチェックしてください。
目次
VIOとはどの部位のこと?
VIOとは、デリケートゾーンのVライン・Iライン・Oラインをまとめた呼称のことです。
それぞれの具体的な部位を以下で紹介します。
Vラインとは
Vラインとは、デリケートゾーンの上部のことで、ビキニラインとも呼ばれています。
具体的には、脚を閉じた状態でも正面から見える、逆三角形のエリアをさします。
自分でも見えやすい部分なので、プールに行く前日などにセルフ脱毛を行ったことがある方も多いのではないでしょうか。
Iラインとは
Iラインとは、陰部のまわりのことです。
鏡を使わなければ自分では見づらいため、セルフ脱毛の難易度はやや上がります。
Oラインとは
Oラインとは、肛門のまわりのことです。
Iラインよりもさらに自分で確認することが難しいため、VIOのなかでもセルフ脱毛の難易度は最も高いといえるでしょう。
VIO脱毛はセルフでもできる?
VIOは自分で確認しながらお手入れをすることが若干難しい場所ではあります。
そのため、脱毛サロンや美容クリニックに通って施術してもらうという方法が一般的です。
しかし、セルフでVIO脱毛を行うことも可能です。
サロンやクリニックで第三者に施術してもらうことに抵抗を感じる方はセルフ脱毛を試してもよいでしょう。
ただし、自分では見えづらく、なおかつデリケートな部位でもあります。
そのため、本記事で後ほど紹介するVIO脱毛のやり方や注意点をよく確認したうえで行いましょう。
VIO脱毛を行うメリット
VIOのお手入れは、カミソリや除毛クリームで一時的にケアする方法や脱毛器で脱毛する方法などがあります。
ここでは、脱毛器を使ってVIO脱毛を行うことによる4つのメリットを紹介します。
メリット①デリケートゾーンのニオイや蒸れを軽減できる
VIO脱毛を行う1つ目のメリットは、デリケートゾーンの不快なニオイや蒸れを軽減できるということです。
そもそもデリケートゾーンのニオイや蒸れの原因は、VIOの毛に汗や経血、拭き取りきれなかった排泄物などが絡みつくことによるものです。
そのため、VIO脱毛を行って毛の量自体を減らすことで、ニオイや蒸れの対策につながります。
特に、VIOをすべて脱毛する「ハイジニーナ脱毛」というスタイルであれば、毛が1本も残らない状態になるため特にこのメリットを強く実感できるでしょう。
メリット②下着や水着の選択肢の幅が広がる
続いて紹介するメリットは、下着や水着から毛がはみ出ないようになるため、さまざまなデザインの下着や水着を楽しめるという点です。
今まで、Vラインの毛や剃り残しがはみ出てしまうことで露出の少ない水着を選ばざるを得なかった方も、脱毛をすれば好きなデザインの水着を楽しむことができます。
こちらのメリットも、ハイジニーナ脱毛であれば特に強く実感できるといえます。
メリット③従来の自己処理方法よりも肌のトラブルが起こりにくい
VIO脱毛は、従来のカミソリなどの方法よりも肌トラブルのリスクが低いというメリットもあります。
VIOはデリケートな部位なので、カミソリや除毛クリームなどを使って自己処理を頻繁に行うと、色素沈着や肌荒れなどのトラブルが起こりやすくなってしまいます。
また、自分では確認しづらい部位でもあるため、よく見えないまま処理を行った結果、カミソリで皮膚を切ってしまったことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このように、脱毛以外の方法でVIOのケアを行うことにはさまざまなリスクがあります。
しかし、脱毛器を使ったVIO脱毛では、上記のようなリスクを最小限に抑えられるのです。
▶参考記事:家庭用脱毛器で起こりがちなトラブルとその対処法を解説
メリット④お手入れの頻度を下げられる
VIO脱毛を行うと、従来の方法よりもVIOのお手入れの頻度を下げられる可能性もあります。
これまでカミソリや除毛クリームでVIOをお手入れしていたという方は、処理をしても翌日には毛がポツポツと生え始めてきたという経験があるのではないでしょうか?
脱毛器を使ったVIO脱毛であれば、ムダ毛を毛根から抜くことができるため、翌日すぐに生えてくるということはありません。
さらに、美容クリニックの医療脱毛であれば、永久にムダ毛が生えてこない「永久脱毛」の効果が得られるため、施術が完了すれば今後自己処理を行う必要はなくなります。
セルフ脱毛とサロン脱毛・医療脱毛の違い
ここで、家庭用脱毛器を使ったセルフ脱毛と、脱毛サロンで受けられるサロン脱毛、そして美容クリニックで受けられる医療脱毛の違いについて紹介します。
この3つの大きな違いは、「永久脱毛の効果が得られるかどうか」という点です。
3つのなかで永久脱毛の効果が得られるのは医療脱毛のみで、セルフ脱毛やサロン脱毛には永久脱毛の効果はありません。
これは、永久脱毛の効果を得るために毛根を破壊する「医療レーザー」は医療従事者しか扱えないためです。
一方で、家庭用脱毛器やサロンの脱毛器では、毛の黒い色素に反応する光を照射して毛根を弱らせることで、自然に毛が抜け落ちるという「光脱毛」の仕組みになっています。
医療レーザーとは異なり、毛根を破壊するのではなくあくまでも弱らせるだけにとどめるため、放っておくとまた毛が生えてきます。
しかし、光脱毛を複数回行うことで 「毛が格段に生えにくくなってきた」 「毛が生えてきても以前と比べると薄くなってきた」 という効果が得られるため、永久脱毛の効果のない光脱毛であっても、従来の自己処理方法と比べるとムダ毛に関するお悩み自体を解決できる可能性は大いにあります。
メリット⑤将来の介護に備えられる
最後に紹介するVIO脱毛のメリットは、将来的に自分が介護を受けることになった際の備えになるという点です。
もし、将来介護を受けることになった場合、オムツをつけて毎日過ごすことになることも考えられます。
その際、VIO脱毛を行っていれば、オムツの蒸れによる不快感を軽減できます。
VIO脱毛を行っておくことで、今現在だけでなく将来の自分にとってもメリットがあるため、少しでも興味があれば早めに行っておくとよいかもしれません。
VIO脱毛をセルフで行う際の手順
家庭用脱毛器を使ってセルフでVIO脱毛を行う際、まずは以下を参考に必要なものを揃えましょう。
セルフでVIO脱毛を行う際に必要なもの
- 電気シェーバー
- 家庭用脱毛器
- 鏡
- 保冷剤
- 保湿クリーム
それでは、次にVIO脱毛の手順を紹介していきます。
手順①VIO以外の皮膚で照射テストを行う
いきなりVIOのお手入れを始めるのではなく、まずは照射テストを行いましょう。
VIOは身体の中でも皮膚が薄くデリケートな部位です。
そのため、既に他の部位で家庭用脱毛器を使っていて特に痛みなどはないという場合でも、VIOに使うと痛みなどのトラブルにつながってしまう可能性があります。
家庭用脱毛器で初めてVIOのお手入れをする場合は、事前に腕の内側などの皮膚の薄い部分に照射を行って、痛みを感じないか確認しましょう。
もし、この段階で痛みを感じる場合は、出力を下げて痛く感じない程度にまで調整しておきましょう。
手順②【1~3日前】VIOの毛を電気シェーバーで剃る
事前準備として、脱毛を行う予定の1~3日前までに、脱毛したい部位の毛を電気シェーバーで剃っておきます。
VIOは自分では見えにくい部分なので、鏡を置いてよく確認しながら少しずつシェービングを進めていきましょう。
ちなみに、脱毛器を使うのになぜわざわざ電気シェーバーで毛を剃る必要があるのかというと、この工程はやけどを防いで安全に脱毛を行うために必要だからです。
家庭用脱毛器では、毛根の「メラニン色素」という黒い部分に反応する光を当て、熱を発生させることで毛根を弱らせます。
このとき、毛が長いままだと、伸びて肌に触れている部分の毛にも光が反応し、熱が発生することでやけどしてしまうおそれがあるのです。
光を確実に毛根のメラニン色素にだけ反応させるためには、できるだけ毛を短くしておく必要があるため、事前にシェービングを行っておくことが大切です。
手順②【当日】照射テストを行う
脱毛を行う当日を迎えたら、まずは腕の内側の皮膚で家庭用脱毛器の照射テストを行い、自分にとって痛みを感じにくい照射レベルを確認します。
また、照射後に皮膚が赤く腫れないかどうか、強い痛みやかゆみを感じないかどうかも確認しましょう。
問題なければ、次の手順に進みます。
手順③脱毛する部位を冷やす
脱毛器を使う前に、VIOの脱毛したい部分に保冷剤を当てて冷やしておきましょう。
先ほども少し説明しましたが、家庭用脱毛器を使うと多少の熱が発生するため、そのまま使うと肌が軽いやけどのような状態を起こしてしまうことがあります。
そのため、事前に肌を冷やしておく必要があるのです。
手順④家庭用脱毛器を使って光を照射していく
手順①~③の事前準備が終わったら、いよいよ脱毛器を使っていきます。
手順②の照射テストで確認した照射レベルに設定されているかどうかを確認したうえで、VIOに家庭用脱毛器の光を照射しましょう。
このときも、シェービングの際と同じように鏡を見て確認しながら作業することをおすすめします。
家庭用脱毛器の使い方に関しては、以下の記事で紹介しておりますので、是非参考にしてみてください。
▶参考記事:家庭用脱毛器の正しい使い方と使用上の注意点
手順⑤アフターケアを行う
ひと通りの照射が終わったら、最後にアフターケアとして脱毛した部位の冷却と保湿を行います。
冷却は、脱毛前の準備と同様に肌のやけどを防ぐために行います。
保冷剤を当てて、肌に残った熱をとりましょう。
保湿は、家庭用脱毛器の照射によってダメージを受けた肌をケアするために行います。
家庭用脱毛器を使う方法は、肌への負担がとても少ないムダ毛処理の方法ではありますが、それでも若干の負担はかかってしまいます。
そのため、家庭用脱毛器の使用後は脱毛した部位に保湿クリームを塗って肌をケアすることが大切です。
手順⑥次の脱毛スケジュールを決める
アフターケアが終わったら、次にVIO脱毛を行う日程を決めましょう。
一見、すべての毛を脱毛できたように見えるかもしれませんが、数日経つと新しい毛が少しずつ生え始めてきます。
これは、毛根ごとに成長サイクルが異なるためです。
VIOの毛は、今回脱毛した毛がすべてではなく、まだ生えてきていない毛もあります。
その部分の毛が少し遅れて成長してくるため、再度脱毛を行うことできれいなVIOの状態をキープできるようになります。
基本的に、家庭用脱毛器の使用は2週間以上の間隔をあけることが推奨されています。
メーカーごとに具体的な間隔は異なるため、説明書の指示に従って次のスケジュールを決めましょう。
あくまで正しい使用頻度とルールに基づいてしっかりと脱毛スケジュールを組むことが重要です。
以下の記事では、家庭用脱毛器の正しい使用頻度について紹介しておりますので、あわせてチェックしてみてください。
▶参考記事:家庭用脱毛器を効果的に使うための適切な使用頻度
VIO脱毛をセルフで行う際の注意点
VIOはデリケートな部位なので、意外なことが原因で肌のトラブルにつながってしまうことがあります。
そのため、VIO脱毛をセルフで行う際は、以下の3つの注意点を意識しましょう。
注意点①生理前や生理中のVIO脱毛は控える
生理前や生理中は肌が敏感になっているため、VIO脱毛を控えましょう。
肌が敏感になっていると、普段よりも照射の痛みを感じやすく、また炎症や肌荒れなどのトラブルが起こりやすくなります。
そのため、VIO脱毛の予定日が生理前・生理中と被っている場合は、生理が終わってから行うようにしましょう。
注意点②粘膜部分には脱毛器の光を当てない
Iラインの脱毛を行う際、粘膜部分には光を照射しないように注意しましょう。
基本的に、家庭用脱毛器では粘膜部位への使用が禁止されています。
なぜなら、粘膜部分はVIOのなかでも特にデリケートな部位で、光を照射すると強い痛みを感じる可能性があるためです。
注意点③当日は入浴を控えシャワーで済ませる
VIO脱毛をセルフで行った日は、入浴をせずにシャワーで済ませましょう。
家庭用脱毛器を使ったばかりの肌は、毛穴が開いているため雑菌が入ると炎症しやすい状態になっています。
そのうえで、湯船につかるとお湯に浮いた雑菌が毛穴に入ってトラブルの原因となってしまう可能性があるのです。
VIO脱毛をセルフで行うデメリット
VIOの手入れをセルフで行う場合、肌への負担が大きいことに注意が必要です。力を入れすぎたり手元が乱れたりすることで、肌を必要以上に傷つけてしまうおそれもあります。 ここでは、セルフVIO脱毛の3つのデメリットを紹介していきます。
肌への負担が大きい
注意したいデメリットの1つ目として、肌への負担が大きくなってしまう点が挙げられます。
腕や足でも「カミソリ負け」を起こすことがあるように、VIOは薄い皮膚や粘膜のみで覆われている部分が多いため、カミソリやシェーバーはもちろん、除毛クリームによるヒリヒリ感や赤み、脱毛器の使用による熱感ややけどに注意が必要です。
ギリギリのところまでしっかり脱毛したいと考えている方にとっては難しい問題ですが、肌への負担を考えながらセルフケアを進めていく必要があります。
カミソリなどで肌を傷つける恐れがある
カミソリは外側に刃がむき出しになっており、角度によっては直接肌に傷をつけてしまうおそれがあります。
粘膜部分は必ず避けなければなりませんが、粘膜以外の皮膚も同様にカミソリの角度や力加減に注意してください。
シェーバー・カミソリ・除毛クリームなどはVIO専用のアイテムを揃え、大きく見やすい鏡を使うなど、安全のために工夫しながら脱毛を行いましょう。
見えない部分の処理が難しい
セルフVIO脱毛は、見えない部分の処理が難しいこともデメリットになります。
VIOのうち、鏡で見えるVIのラインは比較的処理がスムーズですが、IOラインは体の後ろ側に向かっていくため、鏡があってもなかなか目視がしづらいのです。
そのような場所を脱毛するときは、鏡を明るくしてしっかりと毛の生えている範囲や生え方を確認し、どこまで除毛できるかを考えながら対応していかなければなりません。
目視をせずに勘だけでシェーバーを滑らせたり、除毛クリームを適当に塗り拡げたりすると肌トラブルの原因になる場合がありますので、見えない場所ほど慎重に脱毛を行うようにしましょう。
ポイントを意識すればセルフでのVIO脱毛は可能
以上、セルフでのVIO脱毛について、メリットや具体的なやり方、注意点などを紹介してきました。
VIO脱毛は、注意点さえしっかりと意識すればセルフでも問題なく行えます。
家庭用脱毛器を使ってVIO脱毛を行うことで、カミソリや除毛クリームを使う従来の方法よりも安全かつきれいにムダ毛を処理できるでしょう。
本記事で紹介した内容を参考に、ぜひ家庭用脱毛器を使ったセルフVIO脱毛にチャレンジしてみてください。
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家庭用脱毛器ランキングTop5を紹介
BIKATSU Magが選ぶおすすめの家庭用脱毛器をランキング形式でご紹介しています!
1位
BiiTo2
性別や年齢に関係なく脱毛・美肌ケアができる
BiiTo2は、脱毛器のなかでも性別や年齢に関係なく使用できる家庭用脱毛器です。
男性はもちろん、9歳以上の子どもでも使えます。
脱毛ヘッドを脱毛したい部位ごとに付け替えることで、顔やVIOを含む、全身の脱毛が可能です。
さらに、脱毛の機能だけではなく、肌の張りやニキビをケアする機能も付いており、1台で脱毛と美肌ケアを行える総合美容器となっています。
2位
ケノン
コンデンサを4つ搭載した高出力で脱毛ができる
ケノンは、自社で広告展開を行っていないにもかかわらず、口コミで広まり認知度を上げた日本製の脱毛器です。本体が大きいため持ち運びはできませんが、光を照射するためのパワーをためるコンデンサを4つ搭載しているため、出力が高く脱毛の効果を実感するまでの期間が短いという特徴があります。また、カートリッジが5種類あるため、適切に付け替えることで男性のヒゲなどの剛毛やVIOでも脱毛を行うことが可能です。
3位
LAVIE
便利な5つの機能を搭載し短時間で広範囲の脱毛ができる
LAVIEは、脱毛を行う際に便利なオート照射機能など5つの機能を搭載してされているため、初めて脱毛を行う方にも使いやすい脱毛器です。また、大手脱毛サロンでも採用されているIPL脱毛方式を採用しているため、短時間で広い範囲の脱毛ができる特徴があります。LAVIE本体は2kgと少し重たいですが、繋がっているハンドピースが約200gと非常に軽く、握りやすいグリップ設計となっているので長時間脱毛を行っても疲れにくい工夫もされています。