レーザー脱毛は体に悪い?よくある疑問を解決

レーザー脱毛はレーザーの力を使って毛根を破壊し、ムダ毛を生えなくさせる方法です。ヒゲや脇の毛、VIOのように太くしっかりとした毛が生えてくる場所には、光脱毛よりもレーザー脱毛が適しています。

しかし、レーザー脱毛は威力が強いため、肌への影響やトラブルが懸念されています。レーザーを受けてみたいけれどお肌に影響が出ないのか、詳しく知りたい方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、レーザー脱毛が肌や体に与える影響について紹介していきます。3つの注意点や、レーザーとよく比較される光脱毛の種類、光脱毛器の使い方などもピックアップしています。レーザーと光で迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

レーザー脱毛は体に悪いのか




レーザー脱毛は、「体に悪い」という話をよく耳にしますが、本当にレーザー脱毛は体に悪いのでしょうか?

ここからは、レーザー脱毛の影響が懸念される症状や体質の変化など、それぞれの疑問について解説します。

疑問①皮膚がんになる?


最初の疑問は、皮膚がんになるのかということです。

結論から申し上げますと、レーザー脱毛を行うことで皮膚がんになることはありません。


皮膚がんは、紫外線を受けることで発症する可能性のある病気です。
紫外線を受けることで細胞がダメージを受け、細胞の修復が上手く行なわれない場合や細胞の修復が間に合わなかった場合に、皮膚がんになってしまいます。

一方、レーザー脱毛には赤外線が使われています。
赤外線を肌に照射することで毛根にダメージを与え、毛が生えてこないようにしています。

レーザー脱毛は、皮膚がんの原因となる紫外線ではなく赤外線が使われているため、レーザー脱毛を受けることで皮膚がんになる可能性はありません。

しかし、レーザー脱毛で使われている赤外線の照射レベルを高くしすぎることで、やけどを起こす可能性もあるため注意が必要です。

疑問②ワキガになる?


2つ目の疑問は、「ワキガ」になるのかということです。
ワキガとは脇から特有のニオイを放つ症状で、ワキガの原因はアポクリン腺から出る汗の多さによるものです。

汗にはエクリン腺の汗とアポクリン腺から出る汗の2種類がありますが、アポクリン腺から出る汗の成分にはアンモニアや尿素などニオイを放つ物質が含まれています。

ワキガの方とそうでない方を比較すると、ワキガの方はアポクリン腺から出る汗の量が多いため特有のニオイが出やすくなるというわけです。

アポクリン腺の数は先天的に決まっているため、レーザー脱毛を受けたからといって増えることはありません。

個人差はありますが、レーザーがアポクリン腺によい影響を与えてワキガの臭いが軽減したケースもあります。

疑問③毛が増える?


3つ目の疑問は、毛が増えるのかということです。

実際に毛が増えるわけではありませんが、硬毛化現象といってごく稀に毛が太くなることで増えたように見える方がいます。


この現象の明確な理由は解明されていませんが、レーザーを照射したことにより熱のエネルギーを細胞が受けることで毛が太くなってしまうのではないかといわれています。

もし、硬毛化現象が起きた場合でもレーザー脱毛の施術を続けることで症状は緩和され、脱毛することができます。

硬毛化現象やその他増毛化に関しては、こちらの記事で詳しくご紹介していますので、気になる方はぜひご覧ください。
▶参考記事:脱毛で起こることのある硬毛化・増毛化とは?対策方法も紹介

疑問④ニキビが増える?


4つ目の疑問は、ニキビが増えるのかということです。

結論から申し上げますと、ニキビが増える可能性は少なからずありますが、ニキビに似た毛嚢炎(もうのうえん)という症状が現れる可能性があります。

ニキビと毛嚢炎は見た目が似ていますが、原因となる細菌が異なります。
ニキビはアクネ菌が原因で起こり、毛嚢炎はブドウ菌が原因となり発症します。

毛嚢炎は、ニキビとは症状が異なりかゆみや痛みはありませんが、悪化をすると膿が溜まり最悪の場合手術で切開しなければいけないケースもあります。

かゆみや痛みがない場合でも毛嚢炎ができた場合には、病院や施術を受けたサロンに相談しましょう。

疑問⑤シミが増える?


最後の疑問は、シミが増えるかということです。
レーザー脱毛が原因でシミが増えることはありませんが、脱毛後に肌の細胞が生まれ変わるタイミングでシミができる可能性は少なからずあります。

シミはメラニン色素が集まって構成されていて、紫外線によって細胞が刺激を受けることで過剰にメラニンが生成されます。

シミのできる原因は紫外線ですが、レーザー脱毛は赤外線を使っているためシミの直接の原因とはなりません。

しかし、過剰に作り出されたメラニン色素は、肌の細胞が生まれ変わるターンオーバーで排出しきれずに残ってしまうことがあります。

そのため、レーザー脱毛をした後に起こるターンオーバーのタイミングで、メラニンが正常に排出されないとシミが増える可能性があります。

レーザー脱毛をした後の3つの注意点




レーザー脱毛後の注意点は、主に3つあります。

注意点①入浴を控える


1つ目の注意点は、入浴を控えることです。
脱毛後の肌は熱が溜まっている状態となるため、入浴すると血行がよくなることで更に肌の温度を上げてしまいます。

それにより、かゆみや赤みといった脱毛後の副反応が出る場合があります。
脱毛当日の入浴は控え、ぬるめのシャワーを浴びることをおすすめします。

注意点②日焼け


2つ目の注意点は、日焼けです。 脱毛後の肌はデリケートな状態です。
そのため、脱毛後に日焼けをしてしまうことでシミや痛みが出る場合があります。

肌を休めるためにも脱毛後は1週間程度、日焼け止めクリームを塗り日焼けへのケアをしましょう。

注意点③保湿


3つ目の注意点は、保湿です。 脱毛後の肌は乾燥しバリア機能が低下しています。
導入化粧水や保湿クリームをしっかりと塗り保湿をしましょう。

背中のような塗りづらい場所は、誰かに塗ってもらうことや鏡を見ながら塗り残しがないか確認しながら塗ることをおすすめします。

 

▶参考記事:脱毛後の保湿が大切な理由とは?部位別のケア方法も紹介

初心者の方におすすめの光脱毛とは


光脱毛とは、メラニン色素に反応する光を照射することで毛根にダメージを与える脱毛方法です。


多くの脱毛サロンで取り入れられている脱毛方法で、家庭用脱毛器でも光脱毛の商品が主流になっています。

脱毛初心者の方に光脱毛をおすすめする理由としては、初心者の方でも体へのダメージが少なく手軽に行えることがあります。

脱毛は主に光脱毛とレーザー脱毛の2つに分かれますが、レーザー脱毛は皮膚が薄い顔周りやデリケートゾーンには使えず、痛みが出る場合があります。

一方、光脱毛はほぼ全身に行うことができ、痛みが少ないことが特徴です。
痛みを感じることで、脱毛器の使用は自分に合わないのではと感じてしまう方は多いですが、光脱毛であれば痛みが少なく継続して行うことができます。

また、家庭用光脱毛器の照射口はレーザー脱毛の脱毛器に比べて照射口が広くなっています。
そのため、1回の照射で広い箇所の脱毛が行えるため脱毛にかかる手間も少なく済みます。

光脱毛から始めることで手軽に痛みも少なく脱毛できるため、継続して行うことが可能となるでしょう。

初心者はまずは家庭用脱毛器の選び方を理解しましょう




上の項目で光脱毛器がおすすめだということをお伝えしましたが、いざ実際に自分で光脱毛器を選ぶとなっても、何が良いのか・どんな性能が必要なのか、などの細かな情報まで知っている初心者の方はいないでしょう。

当サイトでは、そんな家庭用脱毛器初心者のために、正しい家庭用脱毛器の選び方について解説しています。
家庭用脱毛器の選定にお困りの方は是非以下の記事も参考にしてみてください。

▶関連記事:家庭用脱毛器の選び方で押さえておきたい7つのポイント

光脱毛の種類




光脱毛は、「IPL脱毛」「SHR脱毛」「S.S.C脱毛」の3種類に分けられます。

IPL脱毛


IPL(インテンス・パルス・ライト)脱毛は、シミやほくろの黒ずみの元であるメラニン色素に反応する光を肌の上から当てて脱毛を促します。色素の濃い部分に照射すると熱を感じてしまうため、比較的薄い色の毛の脱毛が適しています。

毛の生え変わり周期にあわせて照射をすると効率的であり、毛根に少しずつダメージを与えて自然な脱毛を促します。毛根を完全に破壊するものではありませんが、無理なくお肌へのトラブルも抑えながら脱毛が行える方法です。

SHR脱毛


SHR(スーパー・ヘア・リムーバル)脱毛は、毛根の中にある毛包へ熱を届けて毛の再生をしにくくさせる方法です。組織にダメージを与えて弱らせる効果があり、毛そのものに光が反応するわけではなく毛の周期を気にせず脱毛が行なえます。

IPL脱毛は成長期に入った毛に働きかける方法ですが、SHR脱毛はどの段階でも照射によって毛の成長を弱体化させられます。色の濃いほくろやシミがあっても施術できるので、IPL脱毛が適さない方におすすめです。

S.S.C脱毛


S.S.C(スムース・スキン・コントロール)脱毛は、抑毛効果のあるジェルを肌に塗って光を当てることで、皮膚の奥まで成分を浸透させてムダ毛に働きかける方法です。

ジェルが光に反応して脱毛効果を与えるため、しっかりと肌全体にジェルを行き届ける必要があります。剛毛はもちろん産毛に対しても一定の効果を与えられる可能性があり、ジェルで保湿をしながら脱毛が行えるので、肌トラブルの抑制効果も期待できます。

光脱毛器の使い方




光脱毛器は、事前に肌のケアやムダ毛の処理が必要になります。毛を生やしたままでも脱毛できるSHR脱毛とは違い、家庭で使う光脱毛器はムダ毛の手入れや脱毛部位の洗浄、その他の準備が必要になります。

前日までにムダ毛を剃る


光脱毛器を使用する前日までに、肌から出ているムダ毛を剃って短くしておきましょう。

光脱毛器のフラッシュは黒い色素に反応するため、ムダ毛がしっかり生えているとその部分が熱をもってしまいます。ムダ毛を減らしてから、肌を清潔に整えてください。

脱毛する部位を洗う


脱毛する部位を除毛できたら、きれいに洗いましょう。カミソリが肌の上を滑っていくと皮膚が軽く剥がれ、剃ったあとの毛が残されています。

きれいに洗い流し、ボデイソープや石鹸で洗うことで、雑菌も一緒に洗い流して肌の表面が清潔になります。

脱毛器の出力を調整する


いよいよ脱毛器の使用に入りますが、まずは出力のレベルやモードを確認しましょう。照射する部位に適したレベル、モードになっているかを確認してください。

出力が最大になっていると激しい痛みや火傷を引き起こす可能性があるため、肌に影響の出ない無理のない出力に調整してください。

保冷剤で照射する箇所を冷却する

光を照射する部位は、フラッシュの効果によって熱やヒリヒリ感を感じる場合があります。そこで、エステサロンと同じように照射部位を事前にしっかりと冷やしておきましょう。

保冷剤で部分的に冷やしながら照射を行うほか、ぬるま湯よりもやや冷たい温度の水をかけるなどして、肌表面を冷やしておく方法も痛みの軽減に効果的です。

光を照射する


脱毛器を正しく持ち、光を照射していきます。ほくろや濃いシミ、黒ずみに直接当てるのは避け、痛みや熱さを感じたらすぐに使用を中止しましょう。

安全に配慮し、痛みが出そうな部分はしっかりと冷やしながら照射をかけ、終了したあとは肌を冷やしながら保湿も行ってください。

レーザー脱毛は体に悪い影響はないがきちんとしたケアが必要




いかがでしたでしょうか?

脱毛をすることで懸念される体への影響としてとして皮膚がんやワキガなどがありますが、脱毛との直接の因果関係はないため、心配する必要はありません。

しかし、脱毛後にケアを怠ると体に悪い影響を与える場合もあるため、正しいケアの方法を学びましょう。

当サイトでは働く女性の自宅でのビューティケアをサポートするべく、オススメ家庭用脱毛器の紹介を中心として、脱毛・スキンケアに関連するお役立ちコラムの発信などもしていますので、その他のコンテンツも是非チェックしてみてください。

おすすめの家庭用脱毛器を知りたい方はBIKATSU Magをチェック!

家庭用脱毛器ランキングTop5を紹介

BIKATSU Magが選ぶおすすめの家庭用脱毛器をランキング形式でご紹介しています!

1

BiiTo2

性別や年齢に関係なく脱毛・美肌ケアができる

BiiTo2は、脱毛器のなかでも性別や年齢に関係なく使用できる家庭用脱毛器です。
男性はもちろん、9歳以上の子どもでも使えます。
脱毛ヘッドを脱毛したい部位ごとに付け替えることで、顔やVIOを含む、全身の脱毛が可能です。
さらに、脱毛の機能だけではなく、肌の張りやニキビをケアする機能も付いており、1台で脱毛と美肌ケアを行える総合美容器となっています。

BiiTo2の写真

2

ケノン

コンデンサを4つ搭載した高出力で脱毛ができる

ケノンは、自社で広告展開を行っていないにもかかわらず、口コミで広まり認知度を上げた日本製の脱毛器です。本体が大きいため持ち運びはできませんが、光を照射するためのパワーをためるコンデンサを4つ搭載しているため、出力が高く脱毛の効果を実感するまでの期間が短いという特徴があります。また、カートリッジが5種類あるため、適切に付け替えることで男性のヒゲなどの剛毛やVIOでも脱毛を行うことが可能です。


3

LAVIE

便利な5つの機能を搭載し短時間で広範囲の脱毛ができる

LAVIEは、脱毛を行う際に便利なオート照射機能など5つの機能を搭載してされているため、初めて脱毛を行う方にも使いやすい脱毛器です。また、大手脱毛サロンでも採用されているIPL脱毛方式を採用しているため、短時間で広い範囲の脱毛ができる特徴があります。LAVIE本体は2kgと少し重たいですが、繋がっているハンドピースが約200gと非常に軽く、握りやすいグリップ設計となっているので長時間脱毛を行っても疲れにくい工夫もされています。


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