家庭用脱毛器の7つの選び方と美容器ごとの違い・効果的な使い方
そこでこの記事では、家庭用脱毛器の選び方について押さえておきたいポイントや美容機器の違い、家庭用脱毛器のメリット・デメリットを紹介します。これからセルフ脱毛を始めたい方や買い替えを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
家庭用脱毛器とは?
家庭用脱毛器とは、家庭で使える脱毛用の機器です。サロンなどの店頭に置かれている業務用脱毛器よりもコンパクトで使い勝手が良く、持ち運びできるものもあります。
フラッシュ式美容器
フラッシュ式美容器は、IPL(インテンス・パルス・ライト)やTHR(サーモ・ヒート・リムーバブル)などの照射方式を採用した脱毛機器です。
濃い色素に反応する特有の光や、毛根に働きかける熱を加えて除毛を促しますが、痛みが少ないため脱毛機器を初めて使う方にも向いています。
フラッシュ式美容器の多くは効率的に脱毛ができるように照射口を広くとっているため、比較的広範囲を一度に脱毛することができます。
レーザー式美容器
レーザー式美容器は、家庭用に出力(パワー)を抑えたレーザーを照射する脱毛機器です。医療機関で使用されている医療レーザーほどの威力はありませんが、フラッシュ式では物足りないと思う部位にも照射ができるので、硬く太い剛毛を処理したい場合に適しています。
フラッシュ式に比べて痛みを感じやすい一方、照射口を狭くしているため確実に取り除きたい毛を狙い撃ちすることができます。
家庭用脱毛器の選び方
家庭用脱毛器は、安いものでも1つあたりの価格は4万円程度です。
数百円で購入できるカミソリや毛抜きとは異なり、脱毛用品のなかでは高価なので、自分に合ったものをしっかりと選びたいですよね。
そこで、以下に紹介する7つのポイントを押さえたうえで、自分の希望に沿うものを選びましょう。
以下、それぞれのポイントについて見ていきましょう。
ポイント①脱毛の形式を決める
まず決めておきたいのは、フラッシュ式とレーザー式どちらの家庭用脱毛器を選ぶかという点です。
それぞれの違いを以下の表にまとめました。
フラッシュ式
効果 | ゆるやか |
---|---|
照射範囲 | 広い |
痛み | 弱い |
レーザー式
効果 | 実感しやすい |
---|---|
照射範囲 | 狭い |
痛み | やや強い |
フラッシュ式は、脱毛効果は比較的ゆるやかではあるものの、同時に使用時の傷みも弱いため扱いやすいです。
家庭用脱毛器の使用が初めてで、自分が痛みにどの程度耐えられるかどうかがわからないという方はフラッシュ式を選ぶとよいでしょう。
また、一度に広い範囲に光を照射して脱毛できるため、全身のムダ毛をくまなく脱毛したいという方にもおすすめです。
一方でレーザー式は、フラッシュ式よりも短期間で効果を実感しやすいですが、そのぶん痛みはやや強いという特徴があります。
照射範囲が狭いという点は一見デメリットにも感じられるかもしれませんが、狙った場所に強く作用するため、特定の部位などをピンポイントで脱毛したい方におすすめです。
ただし、製品によっては顔やデリケートゾーンなどの皮膚が弱い場所への使用が禁止されている場合もあるため注意が必要です。
▶参考記事:レーザー脱毛は体に悪い?よくある疑問を解決
ポイント②照射範囲が広いものを選ぶ
次に押さえておきたい選び方のポイントは、できるだけ照射範囲が広いものを選ぶという点です。
ポイント①でも紹介したように、そもそもフラッシュ式のほうが照射範囲は広く、レーザー式では狭い傾向にあります。
そのうえで、同じフラッシュ式でも照射面積が広いものと狭いものがあるため、できるだけ広いものを選ぶことをおすすめします。
なぜなら、照射面積が狭い家庭用脱毛器のほうが、脱毛したい範囲に何度も照射しなければならないために、必然的にお手入れの時間がかかってしまうためです。
また、照射できていたつもりでも漏れてしまっていて、効果にムラが出てしまうことも考えられます。
上記の理由から、家庭用脱毛器は照射面積が広いものを選ぶとよいでしょう。
また、レーザー式のものを選ぶ場合など、欲しい家庭用脱毛器の照射面積が狭い場合は、次に紹介する「連射機能」がついているものを選ぶと安心です。
ポイント③連射機能が必要かどうかを決める
家庭用脱毛器には、連射機能がついているものとついていないものがあります。
この機能が必要かどうかという点も押さえておきたいポイントです。
家庭用脱毛器の連射機能とは、1ショットごとに毎回ボタンを押さずとも自動で複数回の照射を行ってくれる機能です。
必須の条件ではありませんが、以下で紹介する2つのうちいずれかの条件に当てはまる方には連射機能つきの家庭用脱毛器がおすすめです。
欲しい家庭用脱毛器の照射面積が狭い場合
照射面積が狭い家庭用脱毛器を検討している場合は、連射機能つきのものを選ぶとよいでしょう。
ポイント②でも紹介したように、家庭用脱毛器はできるだけ照射面積が広いものを選ぶことをおすすめします。
しかし、場合によっては他の機能や予算との兼ね合いなどで、ご自身の希望に沿う機種の照射面積が狭いものになることも考えられます。
このようなとき、連射機能がついているものを選べば、照射漏れがなく広い範囲を脱毛できるため安心です。
肌が弱い方
肌が弱い方にも連射機能つきの家庭用脱毛器をおすすめします。
そもそも連射機能は、肌へのダメージを抑えるために作られたものです。
通常、1ショットで照射するパワーの光を複数回に分けて照射することで、肌へのダメージを分散させるという仕組みです。
そのため、敏感肌の方は連射機能がついている機器を選びましょう。
ポイント④照射レベルの調整ができるものを選ぶ
初心者の方には、照射する光の強弱を調整できるタイプがおすすめです。
なぜなら、痛みの感じ方は人それぞれで、初めて家庭用脱毛器を使う場合は想像以上に痛みを感じて脱毛が苦手になってしまうことも考えられるためです。
照射する光の強弱を調整できるものを選び、はじめのうちは弱い出力で試して、徐々に出力を上げて身体を慣らしていくとよいでしょう。
ポイント⑤本体価格ではなく1ショットあたりのコストで判断する
気になる費用面については、本体価格ではなく1ショットあたりのコストパフォーマンスで判断するという点も押さえておきたいポイントです。
一般的に、家庭用脱毛器にはそれぞれ「最大照射回数」という値があります。
これは、その機器で照射できるトータルの回数のことです。
数万~数十万回程度の回数が設定されており、この回数を超えると機器本体が使えなくなることや、パワーが落ちるということが考えられます。
本体価格がお得な機種を買っても、最大照射回数が極端に少ないものであれば本体ごと買い替える必要があるため、トータルのコストは割高になってしまうということです。
家庭用脱毛器の本体価格を最大照射回数で割ると、1ショットあたりのおおよそのコストがわかります。
できるだけお得なものを選びたいのであれば、1ショットあたりのコストで比較するようにしましょう。
ポイント⑥冷却機能が必要かどうかを判断する
家庭用脱毛器には「冷却機能」というものがあります。
この機能がご自身にとって必要かどうかも事前に考えておきましょう。
通常、家庭用脱毛器を利用する際は、照射した部分の火傷を防止するために、冷却用ジェルや保冷剤などを使って冷やす必要があります。
しかし、冷却機能つきのものであればこの1工程が必要なく、スムーズにお手入れを進められます。
できるだけ時間や手間をかけずにムダ毛のお手入れを進めたいという方は、冷却機能つきのものを選びましょう。
ポイント⑦軽くて扱いやすいものを選ぶ
家庭用脱毛器を選ぶ際は、できるだけ本体が軽くてコンパクトなものを選びましょう。
家庭用のタイプではサロンでの施術とは異なり、ご自身で機器を使います。
そのため、重たく扱いにくいような機器だと誤った部分に照射してしまうおそれがあります。
また、長時間お手入れを行っていると手が疲れてしまうことも考えられるため、できるだけ軽いものがおすすめです。
▶参考記事:家庭用脱毛器にはどんな種類があるかを解説
家庭用脱毛器を使うメリット
家庭用脱毛器は、シェーバーや除毛クリームによる除毛よりも手軽に行えるため、手作業の脱毛を効率化し、時短を叶えてくれます。
他にも「好きなタイミングで脱毛ができる」「人に見られない」「経済的な負担が軽くできる」などのメリットをみていきましょう。
自宅で好きなタイミングに脱毛できる
エステサロンやクリニックでの脱毛は、予約があいている日時を探して予約し、確実にその時間に来店しなければなりません。
しかし、家庭用の脱毛器が1台あれば、自宅で好きな時間に脱毛が行えます。ムダ毛が気になる部分をまとめて処理できるので、シェーバーよりも皮膚へのダメージが少なく、切り傷がつく心配がありません。
除毛クリームのように効果が表れるまでの待ち時間が発生しないので、脱毛を効率化してくれます。
人に身体を見られず脱毛できる
第三者に身体を見られずに脱毛ができることも、家庭用脱毛器のメリットです。
VIOや胸元などはもちろん、傷跡やあざなどがある部分も見られてしまう心配がないので、全身どこでもじっくりとセルフケアが行えます。
経済的負担が軽い
エステサロンやクリニックで行う脱毛はコースやプランに加入するとまとまった費用がかかりますが、自宅で行う脱毛は脱毛器に使うカートリッジ、脱毛前に肌に塗るジェルやクリームの費用しかかかりません。
脱毛にかかるコストを少しでも抑えたい場合は、家庭用脱毛器がおすすめです。
家庭用脱毛器を使うデメリット
家庭用脱毛器を使用する際に考えられるデメリットについても確認していきましょう。
効果を感じるために手間と時間がかかる
店舗やクリニックで行う脱毛とは異なり、家庭用脱毛器は出力を抑えているものがほとんどのため、効果を実感するには手間と費用がかかります。
1回で効果が実感できる医療レーザー脱毛などと比較すると、家庭で行うセルフ脱毛は繰り返し照射を行い、少しずつ毛を減らしていく作業になります。
手の届かない範囲はケアしにくい
背中や腰のような、手が届きにくく目視もしづらい部分はケアがしにくいため、第三者に照射を代わってもらうなどの工夫が必要になります。
家庭用脱毛器の効果的な使い方
家庭用脱毛器を効果的に使うためには、4つのポイントを押さえておきましょう。
使う前にムダ毛処理する
エステサロンやクリニックでの脱毛と同じく、脱毛器を使う前にはムダ毛を見える範囲で処理しておきましょう。
特にIPL方式の脱毛器は濃い毛に反応するため、太い毛や長い毛が残っていると、その部分を中心に処理しようとします。その際、他の細い毛などが後回しになり処理効率が落ちてしまうため、自分で処理できる毛は取り除いておくと効率的です。
脱毛したい部分を照射する
脱毛したい部分に優先順位をつけ、減らしたいところから順番に照射を行いましょう。産毛など、外から見てムダ毛が見えづらい部分は後回しにしても問題ありません。
使用間隔は週2回程度にする
肌への負担とカートリッジなどの消耗度を考慮すると、家庭用脱毛器の使用頻度は週に2回程度が理想です。
それ以上使用して皮膚や脱毛箇所にトラブルがなくても、照射頻度を増やすほどカートリッジを消費し、早めに取り替えなくてはなりません。
顔に使用する時はメイクを落とす
顔や体などに脱毛を行う場合は照射効率を可能なかぎり引き出すために、肌を清潔な状態に保つ必要があります。
家庭用脱毛器だけに限らず、クリニックやエステサロンの施術も同様に、照射部位の化粧成分はきれいに洗い流しておくように注意がされています。
メイクを付けたまま照射すると、表面の毛は処理できても毛根へ働きかけるTHR脱毛などは実力を発揮しきれない可能性があるため、メイク成分はクレンジングと洗顔できれいに落としてください。
洗顔後の素肌は化粧水やミストで軽く保湿しておくと、照射のダメージを軽減できます。
全身についても同様に、日焼け止めやブロンザーのように化粧品成分が含まれている化粧品を塗っている場合は、一度クレンジングで落としてから洗浄し、洗い流した肌を軽く保湿したところに照射を行いましょう。
家庭用脱毛器の使用頻度について
今回の記事では家庭用脱毛の選び方について紹介しました。
家庭用脱毛器はフラッシュ式とレーザー式でそれぞれメリットデメリットがあります。
照射範囲や連射機能についてきちんと知識を得たうえで家庭用脱毛器の検討をすることをおすすめします。
また、下の記事では家庭用脱毛器を効果的に使うための適切な使用頻度について詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
▶参考記事:家庭用脱毛器を効果的に使うための適切な使用頻度
必要な機能を押さえて自分に合った家庭用脱毛器を選ぼう
家庭用脱毛器には方式や機能などさまざまなものがありますが、基本的な選び方としては、自分に合った機能のものを押さえるということが挙げられます。
また、本体価格だけで判断せず、1ショットあたりのコストで判断するとコストパフォーマンスの高いものを選べます。
本記事で紹介した選び方を参考に、ぜひご自身にピッタリの機器を見つけてください。
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家庭用脱毛器ランキングTop5を紹介
BIKATSU Magが選ぶおすすめの家庭用脱毛器をランキング形式でご紹介しています!
1位
BiiTo2
性別や年齢に関係なく脱毛・美肌ケアができる
BiiTo2は、脱毛器のなかでも性別や年齢に関係なく使用できる家庭用脱毛器です。
男性はもちろん、9歳以上の子どもでも使えます。
脱毛ヘッドを脱毛したい部位ごとに付け替えることで、顔やVIOを含む、全身の脱毛が可能です。
さらに、脱毛の機能だけではなく、肌の張りやニキビをケアする機能も付いており、1台で脱毛と美肌ケアを行える総合美容器となっています。
2位
ケノン
コンデンサを4つ搭載した高出力で脱毛ができる
ケノンは、自社で広告展開を行っていないにもかかわらず、口コミで広まり認知度を上げた日本製の脱毛器です。本体が大きいため持ち運びはできませんが、光を照射するためのパワーをためるコンデンサを4つ搭載しているため、出力が高く脱毛の効果を実感するまでの期間が短いという特徴があります。また、カートリッジが5種類あるため、適切に付け替えることで男性のヒゲなどの剛毛やVIOでも脱毛を行うことが可能です。
3位
LAVIE
便利な5つの機能を搭載し短時間で広範囲の脱毛ができる
LAVIEは、脱毛を行う際に便利なオート照射機能など5つの機能を搭載してされているため、初めて脱毛を行う方にも使いやすい脱毛器です。また、大手脱毛サロンでも採用されているIPL脱毛方式を採用しているため、短時間で広い範囲の脱毛ができる特徴があります。LAVIE本体は2kgと少し重たいですが、繋がっているハンドピースが約200gと非常に軽く、握りやすいグリップ設計となっているので長時間脱毛を行っても疲れにくい工夫もされています。