家庭用脱毛器を効果的に使うための適切な使用頻度

家庭用脱毛器を使ったセルフ脱毛は、病院やサロンなどに行かなくても、家で手軽に脱毛できる方法として人気を集めています。

 

しかし、この方法は自分で行わなければいけないので、効果的な使い方ができているか不安に感じる方も少なくはないでしょう。

特に家庭用脱毛器の適切な使用頻度を押さえておかないと、効果を得られないばかりか肌を傷つけてしまう可能性もあります。

 

そこで、今回は家庭用脱毛器を使う際の適切な頻度や、効果が表れるまでにかかる期間の目安などを紹介します。

セルフ脱毛に興味のある方は、ぜひご一読ください。

家庭用脱毛器の使用頻度と関係のある「毛周期」


家庭用脱毛器の使用頻度を理解するうえで、まず知っておきたいのは「毛周期」です。

 

毛周期とは、体毛が生えてから自然と抜け落ちるまでの周期のことです。

成長期」「退行期」「休止期」の3つの時期に分かれています。

 

成長期とは、体毛が生えて成長する時期のことです。

この時期は、さらに成長期前期と成長後期に分けられます。

成長前期は、細胞分裂により毛根が体内で成長する時期です。

そして、成長後期になると、毛根の細胞分裂がより活発化し、体毛として身体の表面に生えてくるようになります。

 

退行期とは、成長しきった体毛が抜け落ちる時期のことです。

細胞分裂しなくなり、力が無くなった体毛は自然と抜け落ちます。

 

そして休止期とは、体毛が完全に抜けた状態の時期のことです。

次の体毛が生え始めるまでの準備段階で、しばらくすると毛根が細胞分裂を始める成長前期に再び入ります。

 

脱毛は、毛根が活発に細胞分裂を行う「成長期」に行うことで効果を得られます。

 

毛周期の1サイクルごとの期間は身体の部位ごとに変わってきますが、基本的には数ヶ月です。

部位ごとの具体的な毛周期を紹介します。

 

身体の部位

毛周期

成長期の毛の割合

1ヶ月~2ヶ月

20%

ワキ

2ヶ月~3ヶ月

30%

VIO

1ヶ月半~2ヶ月

30%

1ヶ月半~2ヶ月

20%


 

上記の表の成長期の毛の割合とは、1回の毛周期のサイクルで、ある部位の体毛のうち何%が成長期に入るかという割合のことです。

 

たとえば、ワキの部位の脱毛をはじめて行う場合、ワキ全体のうち脱毛できる毛は成長期の30%だけです。

次の毛周期となる2ヶ月後には、ワキ全体のうち新たに成長期に入った30%の体毛を脱毛することになります。

 

脱毛を始めて最初のうちは、すぐに再び体毛が生えてくることも珍しくありません。

理由は、一つの部位において一度にすべての体毛が成長期に入るわけではないためです。

それぞれの部位に応じて、毛周期ごとに35サイクルの頻度で脱毛を行う必要があります。

 

毛周期ごとの脱毛を一定の頻度で複数回繰り返すことで体全体の毛が減り、効果を実感できるようになります。

家庭用脱毛器の使用頻度

 

それでは、家庭用脱毛器は実際どの程度の頻度で使用するのが正しいのかを紹介していきます。

基本的な使用頻度

 

結論からいうと、家庭用脱毛器の使い始めの頃は、12週間に1回程度の頻度での使用がおすすめです。

これは前述した毛周期と関係があり、各メーカーでも同じ頻度が推奨されていることが一般的であるためです。

 

家庭用脱毛器を使用する場合は、基本的には自分で脱毛を行うことになります。

その場合、部位によっては照射する範囲にムラが出てしまう場合なども出てくるでしょう。

体毛が成長期のタイミングで脱毛を行ったとしても、うまくその部位に照射できずに退行期に移行してしまうことがあります。

こういった、体毛の取り逃しをなくすために12週間に1回の頻度が推奨されています。

 

また、身体の部位によって毛周期に差があるということも理由として挙げられます。

なぜなら、周期のサイクルが他に比べて早い部位は成長期が短く、脱毛を行うタイミングで既に休止期に入っていることもあるためです。

12週間に1回程度の頻度で家庭用脱毛器を使うことで、前回は休止期だった毛が最適な成長期になっていることが期待できるため、取りこぼさずに脱毛ができます。

早くなくしたいからと言って、すぐに照射すればいいということではありません。照射し過ぎても、肌を痛めてしまうだけになってしまいます。自分の肌をよく観察してケアを行ってください。

▶参考記事:家庭用脱毛器で起こりがちなトラブルとその対処法を解説

効果を実感できるまでの脱毛器の使用回数は?

 

体質などによって個人差はありますが、家庭用脱毛器を一定の頻度で使い続けていると、次第に体毛が生えづらくなることがあります。

そういった場合は、適宜、家庭用脱毛器の使用頻度を少なくしていくとよいでしょう。

 

毛が生えづらくなったからといって急に家庭用脱毛器を使わなくなってしまうと、また生えてきてしまうことがあります。

そうならないために、1ヶ月に1回、3ヶ月に1回、半年に1回など、様子を見ながら徐々に使用頻度を減らしていくことをおすすめします。

また、家庭用脱毛器を使い続けても、体毛が生えてくる頻度がなかなか変わらない場合もあるかもしれません。

体質による個人差もあるので、そういった場合でも焦って家庭用脱毛器の使用頻度を過度に増やすことはせず、一定のペースで焦らずに使い続けるようにしましょう。

使用上の注意点


脱毛は、成長期の体毛に対して行うことで効果があるため、次の体毛の成長期が来るまでは家庭用脱毛器を使用しても 効果を得られません。

 

早く脱毛を終わらせるために、短期間に家庭用脱毛器を使用する頻度を増やしたいという人もなかにはいるかもしれません。

しかし、成長期に入っていない場所に使っても脱毛の効果を得られないだけでなく、脱毛器の使い過ぎにより肌を余計に傷つけてしまうこともあります。

家庭用脱毛器の使用頻度を過度に増やすことは避けましょう。

 

また、脱毛器で照射できるトータルの回数には上限があります。

必要のない場所に無駄打ちしてしまうことで、脱毛器本体やカードリッジの交換頻度が早まってしまうこともおすすめできない理由です。

脱毛の効果が出るまでに要する回数と期間

 

効果を実感できるまでに、使用する回数や期間がどの程度必要となるのか、目安を見ていきましょう。

あくまで傾向となりますので参考としてお考え下さい。

 

効果を実感できるまでの脱毛器の使用回数は?

 

家庭用脱毛器を使い始めてから、その効果を実感できるようになるには、何度かの使用を繰り返すことが前提となります。

なぜなら先ほど触れたように、1回の毛周期では全体の20%前後しか脱毛できないためです。

 

何度か使用することで、生えてくる毛の量が減り、効果を実感できるようになります。

ここではその使用回数の目安を紹介します。

 

毛の種類

使用回数

無性毛

2~5

性毛

3~7

 


無性毛とは、足や手などに生えてくる体毛のことです。

一方、性毛は第二次性徴期から生え始めるワキやVラインなどの毛を指します。

一般的に、無性毛より性毛のほうが脱毛の効果の表れは遅い傾向にあります。

 

各部位ごとにケアが完了する回数と期間は?

 

各部位ごとに脱毛が完了するといわれる家庭用脱毛器の使用回数やそれまでにかかる期間も見ていきましょう。

 

部位

回数

期間

ワキ

15回以上

6ヶ月間

15回以上

8ヶ月間

太もも

18回以上

9ヶ月間

ふくらはぎ

19回以上

11ヶ月間

VIO

24回前後

14ヶ月間

背中

18回以上

11ヶ月間

 

 

それぞれの部位の毛周期は異なるため、使用回数が同じだったとしても、必要な期間に違いがある点に注意しましょう。

また、使用する家庭用脱毛器の種類や使用する人の体質によっても、必要な回数や期間が異なりますので、あくまで参考程度にとどめておくことをおすすめします。

 

1回の処理で部位ごとに家庭用脱毛器を当てる回数は?

 

最後に、全身脱毛を行う際のショット数や処理にかかる時間を紹介します。

 

家庭用脱毛器の種類によってショット数やかかる時間は前後してしまいますが、平均すると全体で約900ショット、処理にかかる時間が60分ほどです。

 

各部位ごとの具体的なショット数も下記にて紹介するので、参考にしてみてください。

部位ごとの脱毛器の照射の回数目安

  • 顔:30ショット
  • 両脇:10ショット
  • 胸:100ショット
  • 背中250ショット
  • おなか:100ショット
  • 両腕:80ショット
  • 手の甲・指:5ショット
  • 脚:250ショット
  • 足の甲・指:10ショット
  • Vライン:20ショット
  • Iライン:15ショット
  • Oライン:15ショット

家庭用脱毛器の選び方のポイント

 

今回の記事では家庭用脱毛器の適切な使用頻度について紹介しました。

家庭用脱毛器は適切な使用頻度を押さえておかないと、効果を得られないだけでなく自身の肌を傷つけてしまう可能性もあるので参考にしてみてください。

また、下の記事では家庭用脱毛器の選び方のポイントについて紹介しているので、
購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

▶参考記事:家庭用脱毛器の選び方で押さえておきたい7つのポイント

家庭用脱毛器の適切な使用頻度は12週間に1

 

過度に家庭用脱毛器を使用してしまうと、十分な脱毛の効果を得られない場合や、むやみに肌を傷つけてしまうことがあります。

毛周期や脱毛の進行状況に合わせて適切な頻度で処理を行うようにしましょう。

当サイトでは働く女性の自宅でのビューティケアをサポートするべく、オススメ家庭用脱毛器の紹介を中心として、脱毛・スキンケアに関連するお役立ちコラムの発信などもしていますので、その他のコンテンツも是非チェックしてみてください。

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家庭用脱毛器ランキングTop5を紹介

BIKATSU Magが選ぶおすすめの家庭用脱毛器をランキング形式でご紹介しています!

1

BiiTo2

性別や年齢に関係なく脱毛・美肌ケアができる

BiiTo2は、脱毛器のなかでも性別や年齢に関係なく使用できる家庭用脱毛器です。
男性はもちろん、9歳以上の子どもでも使えます。
脱毛ヘッドを脱毛したい部位ごとに付け替えることで、顔やVIOを含む、全身の脱毛が可能です。
さらに、脱毛の機能だけではなく、肌の張りやニキビをケアする機能も付いており、1台で脱毛と美肌ケアを行える総合美容器となっています。

BiiTo2の写真

2

ケノン

コンデンサを4つ搭載した高出力で脱毛ができる

ケノンは、自社で広告展開を行っていないにもかかわらず、口コミで広まり認知度を上げた日本製の脱毛器です。本体が大きいため持ち運びはできませんが、光を照射するためのパワーをためるコンデンサを4つ搭載しているため、出力が高く脱毛の効果を実感するまでの期間が短いという特徴があります。また、カートリッジが5種類あるため、適切に付け替えることで男性のヒゲなどの剛毛やVIOでも脱毛を行うことが可能です。


3

LAVIE

便利な5つの機能を搭載し短時間で広範囲の脱毛ができる

LAVIEは、脱毛を行う際に便利なオート照射機能など5つの機能を搭載してされているため、初めて脱毛を行う方にも使いやすい脱毛器です。また、大手脱毛サロンでも採用されているIPL脱毛方式を採用しているため、短時間で広い範囲の脱毛ができる特徴があります。LAVIE本体は2kgと少し重たいですが、繋がっているハンドピースが約200gと非常に軽く、握りやすいグリップ設計となっているので長時間脱毛を行っても疲れにくい工夫もされています。


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