家庭用脱毛器によくあるトラブルと対処法・使用を避けるべきケース
万が一のトラブルを避けるために、脱毛器を使用するべきではないケースもチェックしておきましょう。
この記事では、家庭用脱毛器を使う際によくあるトラブルの例と対処法、家庭用脱毛器の使用を避けたほうが良いケースについて紹介します。
家庭用脱毛器の使用を考えており、トラブル対策のために情報をチェックしている方は、ぜひ記事を参考にしてください。
目次
家庭用脱毛器でよくあるトラブルと対処法
それでは、家庭用脱毛器を使用する際に起こりがちなトラブルとその対処法を見ていきましょう。
トラブル①火傷
1つ目のトラブルは火傷です。
家庭用脱毛器では、光を肌に照射して脱毛をしますが、照射レベルを上げすぎると肌にダメージが与えられ、最悪の場合は火傷してしまいます。
特に最近の家庭用脱毛器は脱毛の性能が上がっており、それに伴い照射レベルも高まっている傾向にあるため注意が必要です。
また、脱毛した肌がもともと日焼けしていた場合も火傷の原因になる可能性があります。
なぜなら、脱毛器の光が体毛の黒い部分に熱を与えることで脱毛するため、黒く日焼けしている肌は体毛と同じように熱を吸収しやすいためです。
日焼けした肌に脱毛器を使うことは非常に危険なため注意が必要です。
火傷にならないための対策方法
火傷は跡が残ってしまうこともあるので、家庭用脱毛器の使い方を事前にしっかり理解して火傷をしないように対策しておくことが重要です。
取扱説明書をしっかり読み込み、自分の肌に合う光の強さで脱毛を行うよう心がけましょう。
特にデリケートゾーンなどは肌が薄く弱いため、ケアする際は一番照射レベルの低い光の加減で行うことをおすすめします。
また、照射レベルが低い場合でも、万が一の火傷を防ぐために、脱毛したい部位を事前に冷却しましょう。
火傷してしまったときの対処法
もし、家庭用脱毛器を使用していて火傷をしてしまった場合は、とにかくその部位を冷やすことが大切です。
軽度の火傷であれば、冷やすことで赤みがひいて、痛みが消える場合があります。
もし、水ぶくれができてしまう場合や、痛みが引かない場合などは、すぐに病院で診てもらいましょう。
トラブル②毛穴の炎症
2つ目のトラブルは毛嚢炎(もうのうしょう)ともよばれる毛穴の炎症です。
毛嚢炎とは、肌に複数の小さくて赤い炎症ができる症状です。
脱毛器を当てたあとの肌は、一時的に免疫力が低下するため、毛穴から雑菌が入ると炎症を起こしやすくなります。
毛穴が炎症しないための対策方法
毛穴の炎症を防ぐには、脱毛後の肌を清潔に保つことが重要です。
たとえば、脱毛後に入浴すると雑菌が入り込む可能性があるので、脱毛前に入浴を済ませておくとよいでしょう。
また、免疫力は体調が悪いときにも下がってしまうため、体調が悪いときには脱毛を控えると炎症する可能性を下げられます。
毛穴が炎症してしまったときの対処法
毛穴が炎症してしまったときは、皮膚科で受診することをおすすめします。
治療に必要な塗り薬や飲み薬を処方してくれるでしょう。放置せずに、症状が出ているときになるべく早く受診しましょう。
トラブル③かぶれやかゆみの発生
3つ目のトラブルは、脱毛した部位の肌がかぶれて、かゆくなってしまうことです。
かぶれやかゆみの原因も火傷と同様に、家庭用脱毛器の光の当てすぎにあります。
同じ場所に複数回光を照射することで肌が荒れてしまう可能性が上がるので注意が必要です。
かぶれやかゆみを起さないための対策方法
家庭用脱毛器の使用によるかぶれやかゆみを防ぐには、同じ場所に何度も光を照射しないことが大切です。
もし、一度照射しただけでもかぶれてしまう場合は、光の照射レベルが強すぎることや、光がそもそも身体に合っていないことが考えられます。
そういった場合は、使用を中止したほうがよいでしょう。
かぶれやかゆみが起こったときの対処法
実際に、かぶれやかゆみが出てしまった場合は、自己判断で処置をせずに皮膚科で受診をしましょう。
適切な塗り薬を処方してもらえます。
トラブル④埋没毛
4つ目のトラブルは埋没毛です。
埋没毛とは、皮膚の内側で毛が伸びてしまう状態のことで、場合によっては皮膚が赤く腫れてしまうこともあります。
埋没毛の原因は、毛が抜けることにより毛穴に大きなダメージが入るためです。
毛穴のダメージを回復するよう皮膚は毛穴を修復する働きをします。
下から新しい毛が生えるよりも早く皮膚が修復すると、毛は生えてくることができず、皮膚の下で成長してしまうのです。
特に毛を抜くだけのタイプの家庭用脱毛器で脱毛すると埋没毛になりやすいので注意が必要です。
埋没毛にならないための対策方法
埋没毛の発生を防ぐためには、毛を抜くだけのタイプの家庭用脱毛器を使わないことが重要です。
肌に負担がかかりにくい光を照射して脱毛するタイプのものを使うことをおすすめします。
埋没毛ができてしまったときの対処法
埋没毛ができてしまったときの対処法は、肌荒れをしないようにスキンケアを徹底することが重要です。
脱毛後の肌の冷却や化粧水などによる保湿を必ず行いましょう。
それでも腫れや炎症につながってしまう場合は、皮膚科で適切な処置をしてもらうことをおすすめします。
自分で無理に埋没毛を抜こうとすると、余計に肌を傷つけて傷跡になってしまうので、控えましょう。
▶参考記事:肌の下に埋没毛が!埋もれ毛になる原因と正しい処理方法や予防法
トラブルを避けるための家庭用脱毛器の選び方
家庭用脱毛器は注意して使わないと、火傷や炎症などのさまざまなトラブルが生まれてしまう可能性があることがわかりました。
トラブルを生まないために、家庭用脱毛器の選び方にも注意が必要です。
ここでは、トラブルが起きにくい家庭用脱毛器のポイントを4つ紹介します。
ポイント①日本製である
世界中のさまざまなメーカーが家庭用脱毛器を作っていますが、日本製のものを選ぶことをおすすめします。
なぜなら、日本製の家庭用脱毛器は日本人の肌に適した設計をしているためです。
日本製の脱毛器を選ぶと、日本人の肌にとって負担がかかりにくい仕組みになっているためトラブルが起きる可能性も低く、安心して使えるでしょう。
こちらでは家庭用脱毛器の選び方で押さえておきたいポイントをご紹介しておりますので、併せてぜひご覧ください。
▶参考記事:家庭用脱毛器の選び方で押さえておきたい7つのポイント
ポイント②医師や医療機関によって監修されている
トラブルが起きる可能性が低い家庭用脱毛器を探しているのであれば、医者や医療機関が監修している家庭用脱毛器がおすすめです。
なぜなら、脱毛の性能や肌への安全面を医療の専門家が認めているからです。
特に、肌が敏感な方などは専門家によって監修された家庭用脱毛器を選ぶことで安心して使えるでしょう。
ポイント③冷却装置がついている
冷却機能がついている家庭用脱毛器もおすすめです。
なぜなら、こういった家庭用脱毛器を使用することで肌への負担が軽減されるためです。
はじめから冷却機能がついているものであれば、別途保冷剤などを用意するよりも簡単に肌を冷却できるため手間もかからず安心です。
ポイント④照射レベルを細かく設定できる
照射レベルを細かく設定できるタイプの家庭用脱毛器もおすすめです。
なぜなら、トラブルの原因となる照射する光の強さを自分の肌に合わせて調節できるためです。
人によって肌の状態や強さは異なりますが、照射レベルを調整できる家庭用脱毛器であれば自分の肌に合った強さで使用できるため安心です。
▶参考記事:家庭用脱毛器の正しい使い方と使用上の注意点
セルフ脱毛のメリットデメリット
今回の記事では家庭用脱毛器を使う際によくあるトラブルの例やその対処法について紹介しました。
家庭用脱毛器は正しい使い方を理解していないと肌トラブルにつながることもあるので注意しましょう。
また、下の記事ではセルフ脱毛の主な手法やそれぞれのメリットデメリットを紹介しているので、セルフ脱毛をお考えの方は自身に合った方法で脱毛できるようきちんと比較しましょう。
▶参考記事:セルフ脱毛の6つの方法とそれぞれのメリット・デメリット
家庭用脱毛器の使用を避けたほうがいいケース
家庭用脱毛器の使用を避けたほうがいいケースとしては、「体調不良時」「生理中」「日焼け後」の3パターンが挙げられます。どれか一つでも当てはまっているときは、トラブル回避のために脱毛器の使用を見送ることをおすすめします。
体調不良時
体調不良時とは、病名や症状の名称がつかない曖昧な状態も含めて、以下のような状況を含みます。
【体調不良の例】
- ・胃腸の調子が悪い
- ・外出後で疲れている
- ・熱・微熱がある
- ・足腰などが痛む
- ・ホルモンバランスの不調
- ・病気の回復中
- ・めまいやふらつきがある
- ・安静にするよう言われた
体の節々が痛いときや疲れているとき、めまい・ふらつきがある場合は手元が狂うおそれがあります。熱や病気を抱えているときは、脱毛よりも症状の改善に留意する必要があります。
「手元が狂うおそれはないけれど胃腸の調子が悪い」といったケースの場合、脱毛のために衣類を脱いで照射を行うことで体が冷えてしまい、さらに胃腸の症状が悪化するおそれがあるため、万が一に備えて使用を避けてください。
生理中
生理中の方は、肌がデリケートかつ通常よりも過敏な状態になっている点に注意が必要です。
腕や足など、シェービングしやすい部位をカミソリや除毛クリームで脱毛することもできますが、少しでも痛みを感じたときは脱毛を中止しましょう。肌がデリケートになっており、バリア機能が失われやすいことを考えて、脱毛したあとのお肌はしっかりと保湿を行ってください。
生理の前には体温が高くなることもあり、肌が普段よりも熱を感じやすくなっています。体長を崩しやすくVIO付近が脱毛できない時期でもあるため、脱毛は生理が終わってから行いましょう。
日焼け後
日焼け直後の肌は紫外線によって炎症を起こした状態です。日焼けの程度にもよりますが、触らなくてもヒリヒリするような状態であれば、カミソリ・除毛クリーム・脱毛器のいずれも使用は避けてください。
また、日焼けの炎症が鎮まった後は肌が黒く焼けますが、黒ずんだ肌はメラニン色素を多く含んでいる状態です。ここで脱毛器を使うと、濃い色素に光が反応しすぎてしまい肌が熱傷のようなダメージを受けるおそれがあります。
日焼け直後はもちろんですが、日焼け後の黒ずんだ肌にもフラッシュ脱毛器は使用しないようにしましょう。皮膚が日焼けによって剥けてきたときは、シェーバーやカミソリの使用も控えてください。
家庭用脱毛器の使用を避けたほうがいい部位
家庭用脱毛器の使用を避けたほうがいい部位としては、皮膚の薄いところ・色素沈着のあるところの2点です。それぞれ具体的にどのような部位が挙げられるのか、詳しくみていきましょう。
皮膚の薄い部位
皮膚が薄い部位としては、顔でいえば唇や目のまわり、体ならデリケートゾーンの粘膜付近が挙げられます。
腕や足のように脱毛器による照射の刺激に耐えられる厚みがないため、皮膚の薄い部位への照射は避けましょう。
色素沈着のある部位
色素沈着を起こしている部位には、以下のようなケースが挙げられます。
【色素沈着を起こした例】
- ・顔のシミ
- ・ニキビ跡
- ・炎症の跡
- ・ひざやくるぶしの黒ずみ
- ・脇などの摩擦部分
まず、シミのように何らかの理由で部分的にメラニン色素が沈着している部分は、フラッシュの光が反応しやすいため照射を避ける必要があります。
ニキビや炎症の跡も同様に、肌トラブルが落ち着いたあとも肌を守るためにメラニン色素が蓄積した状態のため、フラッシュの光が当てられない部分です。
ひざ・くるぶしのように骨がつき出ている部位は、立膝やあぐらといった、特定の部位に力をかける体勢によって黒ずみが起きやすくなります。負荷がかかるほど肌はダメージを防御しようとするので、黒ずみになってしまいます。
同様に、脇やお尻の肛門付近なども肌と肌が重なり合って摩擦が起きているために、肌が摩擦によってかかるダメージを抑えようとしてメラニン色素を出し、黒ずみが起きやすい部位です。
黒ずんでいる原因はさまざまですが、黒ずんでいる場所には脱毛器の使用は推奨されていないため、シールを貼るなどして保護しながらケアを行ってください。
家庭用脱毛器の正しい使い方を理解しておきましょう
家庭用脱毛器を使うと少なからず肌に負担をかけてしまうため、そこから火傷や炎症、かぶれなどさまざまなトラブルに発展してしまうことがあります。
トラブルを防ぐために脱毛器の適切な使い方や、脱毛後のケアを心がけることが重要です。
また、トラブルが起こりにくい脱毛器を選ぶことで、安心して脱毛を行えます。当サイトでは働く女性の自宅でのビューティケアをサポートするべく、オススメ家庭用脱毛器の紹介を中心として、脱毛・スキンケアに関連するお役立ちコラムの発信などもしていますので、その他のコンテンツも是非チェックしてみてください。
おすすめの家庭用脱毛器を知りたい方はBIKATSU Magをチェック!
家庭用脱毛器ランキングTop5を紹介
BIKATSU Magが選ぶおすすめの家庭用脱毛器をランキング形式でご紹介しています!
1位
BiiTo2
性別や年齢に関係なく脱毛・美肌ケアができる
BiiTo2は、脱毛器のなかでも性別や年齢に関係なく使用できる家庭用脱毛器です。
男性はもちろん、9歳以上の子どもでも使えます。
脱毛ヘッドを脱毛したい部位ごとに付け替えることで、顔やVIOを含む、全身の脱毛が可能です。
さらに、脱毛の機能だけではなく、肌の張りやニキビをケアする機能も付いており、1台で脱毛と美肌ケアを行える総合美容器となっています。
2位
ケノン
コンデンサを4つ搭載した高出力で脱毛ができる
ケノンは、自社で広告展開を行っていないにもかかわらず、口コミで広まり認知度を上げた日本製の脱毛器です。本体が大きいため持ち運びはできませんが、光を照射するためのパワーをためるコンデンサを4つ搭載しているため、出力が高く脱毛の効果を実感するまでの期間が短いという特徴があります。また、カートリッジが5種類あるため、適切に付け替えることで男性のヒゲなどの剛毛やVIOでも脱毛を行うことが可能です。
3位
LAVIE
便利な5つの機能を搭載し短時間で広範囲の脱毛ができる
LAVIEは、脱毛を行う際に便利なオート照射機能など5つの機能を搭載してされているため、初めて脱毛を行う方にも使いやすい脱毛器です。また、大手脱毛サロンでも採用されているIPL脱毛方式を採用しているため、短時間で広い範囲の脱毛ができる特徴があります。LAVIE本体は2kgと少し重たいですが、繋がっているハンドピースが約200gと非常に軽く、握りやすいグリップ設計となっているので長時間脱毛を行っても疲れにくい工夫もされています。