家庭用脱毛器の正しい使い方と使用上の注意点

自宅で脱毛したい方におすすめなのが、家庭用脱毛器です。比較的安価で手軽にできるというメリットがありますが、正しい使い方を学べる場所があまりないことに不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、本記事では家庭用脱毛器の正しい使い方や事前に準備すること、使用上の注意点などを紹介します。この記事を読むことによって脱毛する部位別の注意点や脱毛器選びのポイントなどもわかるので、ぜひ参考にしてみてください。

家庭用脱毛器を使用する前に準備すること




それではまず、家庭用脱毛器で脱毛する前にどんなことを準備するとよいかを紹介します。
 

準備①脱毛のスケジュールを立てる


1つ目の脱毛の前に準備することは、脱毛を行うスケジュールをあらかじめ立てておくことです。

 

完全に脱毛するには1年ほどの長期間にわたって脱毛を行っていく必要があります。 

脱毛器の使用を控えたほうがいい日があるため、スムーズに脱毛の処置を進めるためには、事前にスケジュールを作っておくことがおすすめです。 

 

スケジュールを立てる際は下記のポイントに注意しましょう。 

ポイント1.適切な使用頻度を守る 


後ほど詳しく説明しますが、脱毛器の適切な使用間隔は1~2週間に
1回です。 

厳密に守ることはなかなか難しいので、あくまで目安としながら、スケジュールを決めていくとよいでしょう。 

 

▶参考記事家庭用脱毛器を効果的に使うための適切な使用頻度

ポイント2.生理前後は使用を控える

 

生理が近くなると、肌が敏感になりやすいため、脱毛する際に痛みを感じることや適切な出力で脱毛ができない可能性があります。 

生理の前後数日は、脱毛のスケジュールに加えないことをおすすめします。 

ポイント3.特定の予定の前後は控える

 

特定の予定がある日の前後は、脱毛器を使わないほうがいいでしょう。 

 

例えば温泉やプールなどの予定がある場合は、予定が終わるまで脱毛を控えたほうが無難です。 

なぜなら、こういった場所では雑菌が入りやすいためです。 

脱毛した毛穴は免疫力が低下しやすく、雑菌が入り込むと肌に炎症などが起きてしまう危険性があります。 

 

また、過度な日焼けをする予定がある場合は、日焼けが引くまでは脱毛はおすすめできません。 

というのも、脱毛器は毛根だけにダメージを与えるために、メラニン色素と呼ばれる黒色に反応して熱を加えます。 

日焼けした肌に脱毛器をあてると、黒くなった肌全体に過度な熱が加わり、脱毛がうまくできません。 

 

過度な熱によって、肌の腫れや火傷を引き起こしてしまうこともありますので、脱毛器は使用しないほうがよいでしょう。 

準備②シェービングをする

 

2つ目の脱毛の前に準備することは、脱毛する数日前に脱毛したい部分の毛をカミソリや電気シェーバーなどで剃っておくことです。

 

脱毛する毛が短ければ、肌に家庭用脱毛器の照射した光をあてたときに、毛の根元に熱が届きやすくなり、より高い脱毛効果を得られます。 

また、毛が長いと脱毛のときに痛みが強くなりやすいので、痛みを和らげるという意味でもシェービングは重要です。 

家庭用脱毛器の正しい使い方



ここからは、家庭用脱毛器を正しく使うための手順を紹介します。
 

脱毛効果を十分に引き出し、脱毛後にトラブルを生まないために以下の手順を抑えましょう。

家庭用脱毛器の正しい使い方の手順

  • 脱毛する部位を洗浄する
  • 家庭用脱毛器を準備する
  • 脱毛器をあてる場所を冷やす
  • 脱毛器をあてる
  • 冷却を行う
  • 保湿する


    それぞれの手順を下記にて詳しく紹介します。
     

    正しい使い方の手順①脱毛する部位を洗浄する

     

    まずは、脱毛する箇所を洗浄しましょう。 

     

    家庭用脱毛器を使用すると、どれだけ気を付けても肌や毛穴に多少の負荷がかかるため、脱毛を行ったあとの肌は炎症を起こしやすい敏感な状態になっています。 

    肌トラブルのもととなる雑菌がなるべく付着しないように、脱毛前から肌を清潔にすることを心がけましょう。 

    正しい使い方の手順②家庭用脱毛器を使える状態にする

     

    次に、家庭用脱毛器を使える状態になるよう準備をしましょう。 

    脱毛器の種類により操作は異なるため、説明書に従って進めていくと間違いがありません。 

     

    大まかには、電源コードを接続する、脱毛器の消耗部分であるカードリッジをセットする、照射レベルなど脱毛器ごとの細かい設定をするなどが挙げられます。 

    正しい使い方の手順③脱毛器をあてる場所を冷やす

     

    家庭用脱毛器の準備ができたら、脱毛器を肌にあてる直前に、保冷剤をあてるなどして脱毛する部位を冷やしましょう。 

    これは、脱毛器から出る光を照射したときにでる熱や、脱毛時の痛みを和らげるために行います。 

    正しい使い方の手順④脱毛器をあてる

     

    肌が十分に冷えたら、脱毛器で照射し処理を行いましょう。 

    この時に、部位によって照射レベル調節することを忘れないようにしましょう。 

    肌が薄くて弱いVIOや顔に使用する場合はなるべく低い照射レベルにすることをおすすめします。 

    正しい使い方の手順⑤冷却を行う

     

    処理が完了したら、脱毛した部位に再び保冷剤をあてるなどして冷やしましょう。 

    これは、脱毛した箇所が腫れるのを予防するために行います。 

    正しい使い方の手順⑥保湿する

     

    処理後に冷やした部位は最後にクリームなどで保湿しましょう。 

    脱毛した後の肌は非常にデリケートになるため、乾燥して荒れてしまうことを防ぐためには保湿が大切です。  

     

    ▶参考記事脱毛後の保湿が大切な理由とは?部位別のケア方法も紹介

    家庭用脱毛器で起こりがちなトラブルとその対処法




    家庭用脱毛器を使用する際は、正しいケアを行わないとお肌のトラブルを起こしてしまう可能性が増えてしまします。事前に知識をつけてから家庭用脱毛器を正しく使用しましょう。
    こちらの記事に対処法まで記載しておりますので、併せてぜひご覧ください。

     

    ▶参考記事:家庭用脱毛器で起こりがちなトラブルとその対処法を解説

    家庭用脱毛器の適切な使用頻度


    適切な使用頻度を心がけることは、家庭用脱毛器を正しく使う上で重要です。
     

    適切な使用頻度を知らずに脱毛器を使うと、十分な効果を得られないばかりか肌を傷つけてしまうこともあります。 

    十分な脱毛の効果を得るためにも、まずは脱毛器の使用間隔を把握することが重要です。 


    家庭用脱毛器の適切な使用間隔は1~2週間に1回です。

    脱毛器の種類によっても変わりますが、大体この頻度を推奨しているメーカーが多いです。 

    これは、「毛周期」とよばれる毛の周期サイクルと大きく関わりがあります。 

     

    毛周期とは、毛が生え始めて抜け落ちるまでの一連の周期サイクルです。 

    毛が生え始めてから成長するまでを「成長期」、毛が成長しきった状態から抜け落ちるまでを「退行期」、抜けた毛穴にまた毛が生え始めるまでを「休止期」といいます。 

     

    脱毛は、このうちの成長期に行わないと効果を得られません。 

    毛周期は数ヶ月で1サイクルするため、成長期に合わせて脱毛できる間隔は1~2週間に1回とされています。 


    仮に短期間で脱毛したいからと毎日脱毛器を使用したとしても、毛が成長期に入っていないため、脱毛できないばかりか、脱毛器の過度な使用で肌が傷ついてしまうこともあります。 
    適切な使用頻度で、家庭用脱毛器を使うようにしましょう。 

    脱毛効果を実感できない時に確認したいポイント




    家庭用脱毛器を使用していて、なかなか脱毛の効果を実感できないと感じることもあるかもしれません。
     

    そんなときには、下記の3つのポイントを参考に、正しい使い方ができているかを確認しましょう。 

    ポイント①脱毛器の照射口が清潔かどうか

     

    1つ目の確認したいポイントは、脱毛器の光をあてる照射口に汚れがついていないかということです。 

     

    汚れや身体の油分などが照射口に付着していると、光を肌にあてた際に、うまく全体を脱毛できないことがあります。 

    ポイント②脱毛する部位に水分がついていないかどうか

     

    2つ目の確認したいポイントは、脱毛の直前に冷やした部位に水滴がついていないかということです。 

     

    脱毛の際に水滴がついていると、水が脱毛器の熱を奪ってしまうため、うまく毛根に熱が伝わらず、脱毛の効果は得られにくくなります。 

    ポイント③脱毛器が自分に合っているかどうか

     

    3つ目の確認したいポイントは、使用している家庭用脱毛器が自分の肌質や毛質に合っているかということです。 

     

    光の強さや脱毛器の種類によっては、自分の肌質や毛質と相性が悪い場合があります。 

    相性が悪ければ、うまく脱毛の効果を得られないだけでなく、肌荒れなどのトラブルにつながるかもしれません。 

    脱毛器の出力の強さだけで購入するのではなく、自分の肌質や毛質にあったもの、また使い方や頻度などの自分生活スタイルに合ったものを選ぶことが大切です。

     

    ▶参考記事家庭用脱毛器にはどんな種類があるかを解説!

    家庭用脱毛器を用いたVIO脱毛

     



    今回の記事では家庭用脱毛器の正しい使い方や使用上の注意点について解説しました。

    家庭用脱毛器の購入をご検討中の方や購入されたばかりの方は紹介したアフターケアも含めセルフ脱毛を行いましょう。

    また、以下の記事では家庭用脱毛器を使ったVIO脱毛のやり方について解説しています。
    VIOはデリケートな部位なので脱毛のコツや注意点については事前に確認しておきましょう。


    ▶参考記事:家庭用脱毛器を使ったVIO脱毛のやり方とコツ

    家庭用脱毛器に効果はある?

     


    ここまで、家庭用脱毛器の正しい使い方やポイントをご紹介してきましたが、実際にどれほど効果があるのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

     

    家庭用脱毛器は、サロンで使われている業務用のものと基本的な機能は同じですが、はじめて脱毛を行う方でも安全に使用できるように出力が抑えられています。

    もし、家庭用脱毛器の購入を考えている方がいらっしゃいましたら、事前に得られる効果や効果を感じることのできる時期を知っておくことは必要不可欠でしょう。

    こちらの記事では、そうした家庭用脱毛器を使用することで得られる具体的な効果をご紹介しています。
    気になる方はぜひご覧ください。

    ▶参考記事:家庭用脱毛器に効果はある?具体的な効果を紹介

    家庭用脱毛器を使用する際の部位別の注意点




    家庭用脱毛器でムダ毛処理をすることが多い部位として、VIOや顔、ワキなどが挙げられます。それぞれの部位について、注意点を解説します。

    VIO


    VIOはデリケートな部分であることから、初めて脱毛器を使用する際は最も低い照射レベルから挑戦してみるのがおすすめです。何度か行って慣れてきていたとしても、痛みを感じた場合はレベルを下げるなど、その時々で調整が必要です。

    また、脱毛器の種類によっては、VIO専用のカートリッジがついているものもあります。この場合は専用のカートリッジを使用しましょう。

    中にはVIOへの照射を推奨していない家庭用脱毛器もあるため、新規に脱毛器を購入しようと考えている場合はVIOに対応しているか事前に確認しておく必要があります。


    特に夏場は紫外線の影響で顔に日焼けをしてしまうことがありますが、日焼けした状態で脱毛するのは避けましょう。
    それから、スキンケアで化粧水や乳液を塗っている場合、これらを落としてから脱毛した方が効果的です。脱毛が終わってから丁寧にスキンケアを行いましょう。

    また、脱毛器の光が目に入るのはよくありません。サングラスを活用し、瞳を脱毛器の光から守った状態で行ってみてください。

    ワキ


    ワキはムダ毛が濃い部位なので、脱毛器の光が反応しやすく、肌トラブルが起こりやすいです。脱毛器を使う前後には必ず保冷剤を使ってしっかり冷やしましょう。

    また、ワキといえば汗をかきやすい部位でもあります。脱毛前に清潔な状態にしておきましょう。

    家庭用脱毛器の選び方




    家庭用脱毛器にはさまざまな種類があります。どれを選べば良いのか悩んでいる方のため、選び方のポイントについて解説します。

    照射面積が広いか


    照射面積の広さは製品によって違いが大きいので、よく比較したいポイントです。照射面積の小さい家庭用脱毛器を選んだ場合、それだけ1回の脱毛作業に時間がかかってしまいます。基本的に家庭用脱毛器は「保冷剤で冷やす」「照射する」「また冷やす」を繰り返す形で使うものです。
    照射面積が狭いものはこの手順を何度も行わなければなりません。特に足や腕など広い面積の脱毛を行う場合、まとまった時間が必要になってしまうので、億劫になってしまう方もいます。照射面積が広いものを選択しましょう。

    顔やVIOに使用できるか


    脱毛器の種類によっては、顔やVIOに使用できないものがあります。中には、購入してから使用できないことに気づいたといった方もいるようです。
    自分が脱毛したいと思っている部位に対応しているかは、必ず事前に確認しておきましょう。

    カートリッジが交換可能か


    家庭用脱毛器は、設定されている照射回数がゼロになったら本体ごと交換しなければならないものと、カートリッジを交換するだけで済むものがあります。

    本体交換式の場合、カートリッジ交換式よりも本体価格が安いケースもありますが、本体に設定されている照射回数で足りず買い替える場合は結果的に高くついてしまうことが多いです。脱毛には時間がかかるので、カートリッジ交換が可能なタイプを選択すると良いでしょう。

    照射回数が多いか


    何回程度照射できるのかも確認しておきましょう。一般的には10~30万回以上が設定されていることが多いです。非常に多く感じますが、脱毛は繰り返し行わなければ効果が出てきません。
    照射回数が少なめに設定されている家庭用脱毛器の場合、期待しているほどの効果が出る前に照射回数がゼロになってしまう可能性もあるため、注意しましょう。家庭用脱毛器の紹介ページを確認し、どの程度の回数照射ができるのかについてチェックしておきましょう。 「ワキのみの脱毛なら○回分」「全身脱毛○回分」のような形でわかりやすく紹介されている商品が多いです。

    家庭用脱毛器の正しい使い方を抑えましょう



     
     

    今回は、家庭用脱毛器の正しい使い方の手順を紹介しました。 

     

    脱毛を行うと、肌が敏感になり炎症などのトラブルにもつながりやすいため、事前の準備や正しい使い方を把握することが重要です。 

    冷却や保湿などをしっかり行い、脱毛の効果を高めつつ、アフターケアを徹底しましょう。

    当サイトでは働く女性の自宅でのビューティケアをサポートするべく、オススメ家庭用脱毛器の紹介を中心として、脱毛・スキンケアに関連するお役立ちコラムの発信などもしていますので、その他のコンテンツも是非チェックしてみてください。

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    1

    BiiTo2

    性別や年齢に関係なく脱毛・美肌ケアができる

    BiiTo2は、脱毛器のなかでも性別や年齢に関係なく使用できる家庭用脱毛器です。
    男性はもちろん、9歳以上の子どもでも使えます。
    脱毛ヘッドを脱毛したい部位ごとに付け替えることで、顔やVIOを含む、全身の脱毛が可能です。
    さらに、脱毛の機能だけではなく、肌の張りやニキビをケアする機能も付いており、1台で脱毛と美肌ケアを行える総合美容器となっています。

    BiiTo2の写真

    2

    ケノン

    コンデンサを4つ搭載した高出力で脱毛ができる

    ケノンは、自社で広告展開を行っていないにもかかわらず、口コミで広まり認知度を上げた日本製の脱毛器です。本体が大きいため持ち運びはできませんが、光を照射するためのパワーをためるコンデンサを4つ搭載しているため、出力が高く脱毛の効果を実感するまでの期間が短いという特徴があります。また、カートリッジが5種類あるため、適切に付け替えることで男性のヒゲなどの剛毛やVIOでも脱毛を行うことが可能です。


    3

    LAVIE

    便利な5つの機能を搭載し短時間で広範囲の脱毛ができる

    LAVIEは、脱毛を行う際に便利なオート照射機能など5つの機能を搭載してされているため、初めて脱毛を行う方にも使いやすい脱毛器です。また、大手脱毛サロンでも採用されているIPL脱毛方式を採用しているため、短時間で広い範囲の脱毛ができる特徴があります。LAVIE本体は2kgと少し重たいですが、繋がっているハンドピースが約200gと非常に軽く、握りやすいグリップ設計となっているので長時間脱毛を行っても疲れにくい工夫もされています。


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