除毛と脱毛の違いとは?メリット・デメリットで比較
除毛と脱毛は、どちらともムダ毛処理として知られる方法ですが、双方の違いをきちんと説明できる方は少ないのではないでしょうか。
それぞれ特徴がありますので、違いを把握したうえでご自身に合ったケア方法を選ぶことをおすすめします。
本記事では除毛と脱毛の違いについて、メリット・デメリットとともに解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
除毛とは
除毛とは「皮膚の表面に出ている毛を除去する」ことです。
具体的には、カミソリや電気シェーバー、除毛クリームなどを使って、毛の表面に伸びている部分をギリギリまで短く切ることで毛を目立たなくすることを指します。
脱毛との違いとしては、生えている毛を根本から抜くわけではないため、処理時にほとんど痛みを感じずに、自宅で手軽にできることが挙げられます。
除毛のメリット
除毛によるムダ毛処理のメリットは大きく分けて4つあります。
それぞれ説明していきます。
メリット1.安くムダ毛処理ができる
1つ目のメリットは安く行えるということです。
除毛にかかる費用は、カミソリや電気シェーバー、除毛クリームなど種類によって少しずつ異なりますが、基本的には脱毛と違い費用を抑えることができます。
女性向けカミソリの価格帯は300~1500円で、最も商品の種類が多いものは500~800円です。
基本的に3本入りのものが多いので、毎月取り換えるとしても月々200円程度になります。
また、除毛クリームの価格帯に関しては高価なもので3,000円ほどするものもありますが、一般的には800~1,000円ほどのものが多いです。
女性用の電気シェーバーは2,000~5,000円と比較的高価ではありますが、一度購入すれば頻繁に買い換えることもないので、最終的には費用を安く抑えることができます。
▶参考記事:ムダ毛処理の6つの方法とやってはいけない事を紹介
メリット2.手軽に行える
2つ目のメリットは、手軽に行えることです。
ムダ毛が気になったら自宅で簡単に行えるというのは非常に大きなメリットでしょう。
普段お忙しい方でも、都合の良い時間にムダ毛処理ができます。
メリット3.即効性がある
3つ目のメリットは、即効性があるということです。
施術してから効果が出るのに少なくとも数週間の期間が必要な脱毛と違い、カミソリや電気シェーバーで除毛をすれば、処理をした瞬間にムダ毛がなくなります。
除毛クリームを利用した場合は15分ほど待つ必要がありますが、30分もあればすぐにムダ毛処理ができるので、やはり即効性があるといえるでしょう。
メリット4.痛みを感じにくい
4つ目のメリットは、痛みを感じにくいということです。
電気シェーバーやカミソリによる除毛は、肌がカミソリ負けしてしまった場合を除き基本的に痛みを感じにくいです。
処理をする際は十分に注意をして毛を剃るようにしましょう。
除毛クリームは、毛根にダメージを与える脱毛と違い、毛の主成分であるたんぱく質を溶かすことによってムダ毛処理を行います。
そのため、直接皮膚へ負荷がかかりにくいです。
しかし、成分が肌質と合わないと肌荒れなどを引き起こす可能性があります。
除毛のデメリット
続いて除毛のデメリットを3つ説明します。
デメリット1.肌荒れを起こす可能性がある
メリットの方でも少し触れましたが、除毛を行う際にカミソリ負けしてしまうことや、クリームの成分が肌に合わないということがあると、肌荒れを引き起こしてしまいます。
これらのような肌トラブルを避けるために、除毛処理をした後は保湿などのアフターケアを行いましょう。
デメリット2.除毛クリームは全身に使えるわけではない
除毛クリームを用いる場合、VIOや顔などの肌が弱い部分の使用は禁止されている場合があります。
肌が弱い部分の処理は肌トラブルの危険性も高いので、注意が必要です。
デメリット3.効果に継続性がない
除毛によるムダ毛処理の効果は、脱毛と違い一時的で継続性がありません。
なぜなら、除毛で取り除くことができるのは皮膚の表面に出ている毛の一部分のみで、数日経つと皮膚の下の毛根からまた少しずつ毛が伸びてくるためです。
そのため常にムダ毛のない肌を保つためには、習慣的に処理をし続ける必要があります。
除毛は永続的にムダ毛を無くしたいという方にはおすすめできません。
除毛クリームの正しい使い方とは
除毛クリームは使い方を間違えたり、肌に合わないのに使い続けたりすると、肌トラブルに発展してしまう可能性もあります。
そのため、使用する前に正しい使い方や注意点を理解しておくことが必要不可欠です。
こちらの記事では、除毛クリームの正しい使い方はもちろん、注意点もご紹介していますので、気になる方はぜひご覧ください。
▶参考記事:除毛クリームを使うメリットとは?正しい使い方とともに紹介
脱毛とは
脱毛とは「現在生えている毛を根元から抜くことや、毛根に化学的なアプローチを加えて新しい毛が生えにくくする」というムダ毛処理方法です。
除毛との違いは皮膚の上に出ている部分だけでなく、皮膚の下の毛根ごと抜くという点です。
脱毛のメリット
脱毛のメリットは大きく3つあります。
メリット1.効果が比較的長く持続する
脱毛は除毛と違い、効果が比較的長く持続するという点が大きなメリットです。
ムダ毛を根本から抜くため、数日後には毛が伸びてきてしまう除毛とは違い、2~3週間ほど効果が持続します。
なかでも医療脱毛では、医療レーザーを用いて毛根の細胞を破壊するため、二度と同じ毛根から毛が生えてこない「永久脱毛」の効果が得られます。
メリット2.どんな箇所でも脱毛できる
2つ目のメリットは除毛とは違い全身の脱毛ができる点です。
除毛クリームは、VIOなど肌が弱い部分への使用ができないものもありますが、全身の脱毛に対応している機器を用いれば、家庭用脱毛器でも処理ができます。
メリット3.肌にかかる負担が少ない
カミソリや電気シェーバーで毛を剃ると、同時に皮膚の表面が少しずつ削れて、結果カミソリ負けという肌荒れが起こる可能性があります。
除毛クリームによる処理は、肌が弱い人が使用する場合、毛のたんぱく質を溶かす成分が、肌のたんぱく質にも影響を及ぼすこともあります。
一方で、脱毛は毛を抜くだけなので肌に余計な負担がかかりにくいです。
特に家庭用脱毛器などであればワックスなどを用いて力任せに抜く方法と違い、毛根の色素に光を反応させるため、より肌にやさしい処理方法となっています。
脱毛のデメリット
続いて脱毛のデメリットを紹介します。
デメリット1.費用が高い
1つ目のデメリットは、除毛よりも費用が高くなる場合が多いことです。
サロンやクリニックだとトータルで数十万円の費用がかかります。
また、それよりも安い家庭用脱毛器を使う場合でも1台あたりの価格は5万円~10万円程度です。
施術する範囲も大きくなればなるほど費用も高くなるので、ご自身の予算と相談して決める必要があります。
ただし、得られる効果も大きいため、費用に対して釣り合った効果が得られるか、仕上がりによっては費用以上の効果が得られると考えることもできるでしょう。
デメリット2.時間がかかる
2つ目のデメリットは、完了までに時間がかかることです。
脱毛は毛周期と呼ばれる、毛の成長のサイクルに合わせて行います。
ムダ毛の部位によって違いますが、毛周期のサイクルにはおよそ数ヶ月~1年ほどかかるので、それと同様の期間かかると考えておいて良いでしょう。
デメリット3.施術時に痛みを伴う
3つ目のデメリットは施術時に痛みを伴いやすいことです。
脱毛は、施術部分に光やレーザーをあてることにより、毛が生えるもとである毛根にダメージを与えて毛根の働きを抑制するものです。
このダメージの大きさに比例して、施術時に痛みを感じやすくなります。
痛みの感じ方は、施術する部位や人によって個人差がありますが、肌が敏感な方は特に注意が必要です。
特に家庭用脱毛器であれば光の出力を自分で調節でき、出力も業務用のものより抑えられているので、痛みに弱い方でも安心して使用できます。
除毛と脱毛どっちがおすすめ?
双方のムダ毛処理は特徴が違うので、一概にどちらがおすすめかは明言できませんが、個人の特徴の違いによっておすすめの方法も変わるのでそれぞれ説明していきます。
除毛がおすすめの人の特徴
これまでの情報を踏まえたうえで、除毛がおすすめの人は以下の特徴に当てはまる方です。
除毛がおすすめの人の特徴
- ムダ毛処理にお金をかけたくない方
- 一時的で構わないのですぐに毛を処理したい方
先ほど説明したように脱毛には完了するまで多額の費用がかかります。
一方除毛は自分が気になったタイミングでおこなえるので、すぐにムダ毛処理をしたい方におすすめです。
脱毛がおすすめの人の特徴
脱毛がおすすめの人は以下の特徴に当てはまる方です。
脱毛がおすすめの人の特徴
- ムダ毛処理にかけられる予算が比較的多い方
- ムダ毛処理を繰り返し行うことが面倒だと感じる方
- できるだけ肌に負担をかけずにムダ毛のお手入れをしたい方
脱毛は、費用こそ多少かかりますが、ムダ毛を根本的に抜くという方法のため、除毛よりも長く効果を持続させられます。
多少お金をかけてでもきれいにムダ毛を処理したいという方には脱毛がおすすめです。
脱毛後にしてはいけない注意点
除毛と違い、脱毛は施術後にしてはいけない注意点があります。
大きく3つあるので、それぞれ説明していきます。
アルコールの過剰摂取
脱毛後の肌は熱を持っているため冷却が必要です。
そのような肌状態で体温を上げるアルコールを摂取すると、熱を持った肌がさらに熱くなってしまい、肌トラブルの原因になります。
脱毛後は肌を休めるために、アルコールの摂取は控えましょう。
過度な日焼け
日焼け時の肌状態は簡単に言うと、「肌が炎症を起こしている」というものです。
脱毛後に過度な日焼けをしてしまうと、先ほどのアルコール摂取と同様に肌トラブルの原因になります。
脱毛後はもちろん、施術前も肌にダメージがたまる日焼けには気をつけましょう。
毛抜きを使用する
脱毛は施術後すぐに効果が出るものではなく、数日してから少しずつ抜け落ちていきます。
抜け落ちる期間は人によって違いますが、なかなか抜けないからといって毛抜きなどを用いて無理に抜こうとすると肌に余計なダメージを与えてしまいます。
脱毛は除毛と違い、効果が出るまでに長い時間がかかるので、気長に待ちましょう。
除毛と脱毛の大きな違いは、毛を根本的に処理するかどうか
ここまで除毛と脱毛の違いについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
除毛と脱毛はどちらともムダ毛処理の方法ですが、それぞれ特徴に違いがあります。
効果は一時的だが好きなタイミングでムダ毛処理できる除毛と、定期的に処置する必要があるが効果が持続する脱毛。
この2つの違いを考慮して、自分の理想や生活リズムに合わせたムダ毛処理をしましょう。
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家庭用脱毛器ランキングTop5を紹介
BIKATSU Magが選ぶおすすめの家庭用脱毛器をランキング形式でご紹介しています!
1位
BiiTo2
性別や年齢に関係なく脱毛・美肌ケアができる
BiiTo2は、脱毛器のなかでも性別や年齢に関係なく使用できる家庭用脱毛器です。
男性はもちろん、9歳以上の子どもでも使えます。
脱毛ヘッドを脱毛したい部位ごとに付け替えることで、顔やVIOを含む、全身の脱毛が可能です。
さらに、脱毛の機能だけではなく、肌の張りやニキビをケアする機能も付いており、1台で脱毛と美肌ケアを行える総合美容器となっています。
2位
ケノン
コンデンサを4つ搭載した高出力で脱毛ができる
ケノンは、自社で広告展開を行っていないにもかかわらず、口コミで広まり認知度を上げた日本製の脱毛器です。本体が大きいため持ち運びはできませんが、光を照射するためのパワーをためるコンデンサを4つ搭載しているため、出力が高く脱毛の効果を実感するまでの期間が短いという特徴があります。また、カートリッジが5種類あるため、適切に付け替えることで男性のヒゲなどの剛毛やVIOでも脱毛を行うことが可能です。
3位
LAVIE
便利な5つの機能を搭載し短時間で広範囲の脱毛ができる
LAVIEは、脱毛を行う際に便利なオート照射機能など5つの機能を搭載してされているため、初めて脱毛を行う方にも使いやすい脱毛器です。また、大手脱毛サロンでも採用されているIPL脱毛方式を採用しているため、短時間で広い範囲の脱毛ができる特徴があります。LAVIE本体は2kgと少し重たいですが、繋がっているハンドピースが約200gと非常に軽く、握りやすいグリップ設計となっているので長時間脱毛を行っても疲れにくい工夫もされています。