ハイフが受けられない人とは?代わりの施術と向いている人も確認!

日本語では「高密度焦点式超音波治療法」とも呼ばれるハイフ(HIFU)は、美容サロンから医療機関まで、さまざまな環境で使用されている施術です。ですが、適さない人もいます。


この記事では、ハイフの施術に興味がある方のため、ハイフが受けられない人の特徴や、その場合の代替法、反対にどのような人には向いているのかについて解説します。 この記事を読むことによって自分に適しているか判断できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

ハイフに向かない人の特徴




ハイフは
20歳以上の成人で肌にある程度脂肪がついており、肌トラブルをもっていなければ誰でも受けられる施術です。反対に、ハイフの施術が適切に行えないケースも存在するため、事前にカウンセリングや問い合わせを行っておくと安心です。


どのような場合にハイフが向いていないと判断されるのか、
10タイプの特徴をチェックしていきましょう。

特徴①妊娠中・授乳中である

 

妊娠中の方は、胎児への影響を考えて施術は控えてください。赤ちゃんの健康を優先しなければならないため、少しでも影響のおそれがある施術は避けなければなりません。

授乳中の場合、赤ちゃんに直接超音波が影響する心配はありませんが、熱によって壊された脂肪細胞が血液の中に入って外へ排出される過程で母乳への影響が考えられます。そのため、妊娠中だけではなく授乳中も施術はNGとなります。

特徴②アトピー・ケロイド体質である

 

アトピーやケロイドになりやすい・アトピーに罹患している・直近までアトピーに罹患していた方は、皮膚へのトラブルを考慮して施術は避けたほうが良いでしょう。

まずは皮膚トラブルの治療と回復が優先されますが、体質をもっていて完治が難しい方は、ハイフ以外の施術を検討してください。

特徴③基礎疾患がある

 

基礎疾患をお持ちの方は思わぬ事故やトラブルを避けるため、施術を控えてください。かかりつけの医師に相談し、超音波による施術が可能かどうかを聞いておくと安心です。

施術を受ける方のコンディション、その日の体の具合にもよるため、基礎疾患の状況が良い、または改善に向かっているかどうかも施術を左右します。

特徴④顔の脂肪が少ない

 

もとからあまり顔に脂肪がついていない(少ない)ケースや、すでに顔が引き締まっている方についてはハイフの効果を実感しにくいおそれがあります。ハイフではなく別の施術を提案される可能性も考えられるでしょう。

ハイフは腫れがほとんど出ず、ダウンタイムも最小限に抑えられる施術ですが、脂肪が一定程度ついていなければ皮下脂肪にダメージが入ってしまい、かえってたるみが生まれてしまうおそれがあります。

特徴⑤皮膚のたるみが強い


ハイフは超音波を当てて、肌の内部から引き締めを図っていくものですが、ほうれい線のように部分的なたるみに効果を発揮します。何らかの理由によって大きくたるんでしまった部位を、全体的かつ完全に引き締めることはできません。

たるみの原因は筋肉や脂肪といった肌の内部の問題がほとんどですから、あまりにも強いたるみは外科的治療も検討する必要があります。皮膚のたるみが強い方は、ハイフではなくたるみを除去する治療をすすめられる可能性があります。

特徴⑥金の糸やプレートを入れている

 

「金の糸(ゴールデンリフト)」と呼ばれる施術を受けている、金属プレートやシリコンなどを入れている方は、ハイフの施術が難しくなる場合があります。

これは、皮膚の下に入れられている糸やプレートが超音波の力で加熱され、周辺の皮下組織が熱せられて火傷をする可能性があるためです。皮下組織なので表面上のダメージはなくても、肌の内部に火傷が広がると施術の妨げになってしまうのです。

必ず事前に医師の診察を受け、治療を行った部位と挿入した器具や材料の説明を行ってから施術を受けるようにしてください。

特徴⑦日焼けで炎症を起こしている

 

ハイフ施術の前に日焼けによって肌に赤みがさしてしまった、または表皮が剥けるほどの激しい日焼けを起こした場合は、その部分への施術は行えません。

日焼けで炎症を起こしている部分は、すでに熱によるダメージを受けています。ハイフは超音波の力で肌の奥に熱損傷を起こし、自然治癒の過程でリフトアップ効果を期待するものですから、炎症が起きている部分には激しい痛みとダメージが加わる可能性があります。

日焼けをしたあとは落ち着くまで施術を控え、肌をしっかりと回復させてからハイフを検討してください。

特徴⑧痛みに弱い

 

ハイフは肌に超音波を照射する施術で、脂肪細胞を熱のパワーで破壊していきます。そのため、一度は照射部位が「熱損傷」を起こします。熱損傷を起こした部分は自然治癒にしたがって肌の土台部分から引き締まっていくため、外から見たときにリフトアップ作用をもたらします。

表皮にケガや赤みは発生しませんが、肌の深層部分に物理的な損傷を与えるので、痛みに弱く少しの刺激も発生してほしくないという方はハイフ以外の治療を検討しましょう。

特徴⑨定期的に通えない

 

ハイフで効果を感じても、ピークを迎える施術から3ヶ月以降は少しずつ効果が薄れていきます。継続して効果を実感し続けたい場合は1回ではなく、シワやたるみのケアに複数回通い続ける必要があるでしょう。

1回だけでもハイフの効果を感じられる場合が多いのですが、人によっては何回か照射を繰り返して少しずつ顔が引き締まってきたと感じることもあります。定期的に通えない場合は、ハイフの施術には適していない可能性があります。

 

▶参考記事:ハイフの理想的な頻度とは?ボディハイフの効果と注意点

特徴⑩即効性を求めている

 

ハイフは超音波を使った施術ですが、照射してすぐに別人のように見違えるというわけではありません。効果を実感し、キープするためには施術を繰り返し受けなければなりません。

ハイフを利用する方の多くは顔の脂肪やたるみが多く、変化までに時間がかかります。1回だけでは十分な結果に至らず、少しずつ施術を重ねて変化を出していくことになります。「即効性が何よりも重要」という方には他の施術が案内される可能性があります。

特徴⑪10~20代前半でたるみがない


ハイフはたるみを改善するための施術であるため、ほとんどたるみがない方は施術に適していません。特に、10~20代前半の若い方はほとんどたるみがないケースが多いため、ハイフの施術を受けたとしても変化を実感できない可能性が高いです。
ハイフで引き締め効果が出られるのは、SMAS層と呼ばれる筋膜を熱エネルギーによって引き締めるからです。

なお、10~20代前半の若い方でもたるみを感じることがありますが、SMAS層の緩みが原因ではないケースがほとんどといえます。
ハイフ以外の施術が適しているケースが多いので、どのような施術を受けるかについてはクリニックで相談してみてください。

【意外!】ハイフをあきらめなくてもよいケース

 



以下の
4つのケースについては施術が可能と判断される場合があります(かかりつけ医の医師の診察や治療の状況にもよります)。詳しくみていきましょう。

ケース①過去にアトピーだった

 

アトピーは、皮膚に備わっているバリア機能が低下して刺激に反応しやすくなり、かゆみ・乾燥・湿疹・赤みをともなうトラブルです。過去にアトピーを抱えていても、現在バリア機能が正常で問題のない状態であれば、施術自体は可能です。

ケース②歯の詰め物や歯列矯正をつけている

 

歯に金属やプレスチックの被せ物(詰め物)を行っている・歯列矯正のためにマウスピースやワイヤーを入れているケースでも、頬に十分な脂肪がついていれば口腔内までは届かないと考えられます。

ほうれい線のように口元にかかる施術は照射パワーを落としながら継続的に施術を行う必要があります。

ケース③ニキビ跡や部分的なニキビがある


日焼けと同じく、ニキビも炎症の一種としてハイフの照射には適していません。特に膿をともなっているもの、赤く腫れ上がっているものや治療中のニキビ群は、先に治療を行ってからハイフを検討してください。

ニキビ跡はすでにニキビが治って跡ができている状態のため、炎症や痛みがなければ照射できる可能性があります。部分的かつ炎症のない、小さなニキビも普段通りの施術が可能なものがありますので、カウンセリングや診察時に医師に確認してください。

ケース④日焼けしている

 

日焼けをした肌は、紫外線を浴びた数時間後から炎症が現れはじめます。赤みをともなう日焼けは紫外線を受けてから8時間を超えたあたり24時間までにピークを迎えるため、それ以降であれば少しずつ赤みと痛みは消失します。

どの程度肌にダメージが起きているかにもよりますが、日焼けをしたあとでも回復を優先させれば、ハイフが可能な状態になります(照射パワーの弱い自宅用のハイフ機器でも、自己判断で使用する場合は肌のコンディションをしっかりと確認してから照射を行ってください)。

ハイフを受けられない場合の施術

 



ハイフを受けられない場合は、「ヒアルロン酸注射」「ボトックス注射」「糸リフト」などの施術が代替法として選べます。それぞれの施術の特徴や効果をみていきましょう。

方法①ヒアルロン酸注射

 

ヒアルロン酸注射は、ハイフが受けられない・不適格とされた場合の代替法として検討できる注入治療です。

美容皮膚科や美容整形外科で医師の診察と治療が必要ですが、ヒアルロン酸を直接皮下に注入し、物理的にハリを与えてシワを解消できます。

方法②ボトックス注射

 

ボトックス注射とは、ボツリヌストキシンと呼ばれる菌が筋弛緩作用をもっている点を利用し、筋肉の張っている部分に注入してシワやエラを解消する施術です。

ハイフでシワを解消しようと考えている方は、表情筋にかかるシワであれば筋肉の動きを弱めることで、シワを目立たなくできる可能性があります。注入治療は医師の診察が必要になるため、ボトックス注射の症例が豊富な病院や注入治療を得意としている医師に施術を相談しましょう。

方法③糸リフト

 

ハイフ治療の代わりに、糸でたるみを引き上げる「糸リフト(スレッドリフト)」を受ける方法もあります。溶けない糸または溶ける糸を、悩みや状態に応じて挿入します。

ハイフのように美容サロンでの施術は受けられませんが、美容皮膚科や形成外科の専門医が正しく診察し、施術を行います。たるみがひどい方や、切らないたるみ治療を希望する方でハイフが受けられない(治療に適していない)と判断されたときは、糸リフトを検討してみてください。

ハイフに向いている人の特徴

 



ハイフの施術が向いていない人について紹介しましたが、それ以外の方で特にどのような方がハイフに向いているのか解説していきます。
部分痩せや小顔・たるみ・シワの改善をしたい方、メスを使った治療は避けたい方に特におすすめです。 それぞれ解説します。

部分痩せしたい人


ハイフは、たるみが気になっている部位にピンポイントで施術可能です。そのため、顔だけではなく二の腕や太もも、お尻など、たるみやすいものの部分痩せが難しい部位を引き締めるのに適しています。
ダイエットしているものの、なかなか気になる部分のたるみが解消されず、悩んでいる方もハイフを検討してみてはいかがでしょうか。

小顔になりたい人


ハイフは、超音波の力を使って皮下組織の脂肪を溶かします。フェイスラインにはスッキリするので、小顔を目指している方も取り入れてみると良いでしょう。
ただ、骨格の関係でエラが張った状態になっている場合、ハイフで改善することはできないので、注意が必要です。

肌のたるみやシワが気になる人


肌がたるんでいたり、シワが発生したりしている場合にもハイフの治療が適しています。特に皮膚だけがたるんでいる状態ではなく、脂肪と一緒にたるんでいる場合にはハイフがおすすめです。

メスを使用した治療に抵抗がある人


ハイフであれば、気になる部位に対し、メスを使用することなく効果的にアプローチが可能です。
美容関係の施術には他にもたるみやシワの改善効果が期待できるものがいくつかあります。ですが、メスを使用するものも多く、抵抗を感じている方もいるでしょう。
ハイフはメスを使わない分、ダウンタイムもほぼないため、施術後に仕事を休むのが難しい方にもぴったりです。

ハイフは美容サロンでも行われている施術ですが、痛みや効果に不安がある場合や、施術に適しているか診断を受けたい場合はハイフを行っている医療機関で相談を行いましょう。

ハイフで失敗しないためのポイント




ハイフは効果が高く、なおかつ安全性も高いとされています。ですが、ハイフの施術で思うような効果が得られなかったり、失敗につながってしまうリスクはゼロではありません。
そこで、失敗を避けるためのポイントについて解説していきます。

医療ハイフを受ける


ハイフは、大きく分けると医療機関で施術を受ける「医療ハイフ」、エステサロンで行っている「エステハイフ」、自分で行う「セルフハイフ」の3種類があります。

やはり、安全面のことを考えると、医療ハイフを選択した方が良いでしょう。本来、ハイフは医療行為であることから、エステハイフやセルフハイフでは正式なハイフ機器の使用ができません。出力を抑えた機器を使っているため、医療ハイフと比較すると効果も限定的です。

また、担当するのは皮膚の構造について詳しい知識を持った医師ではないため、誤った施術による事故などのリスクも考えられます。できるだけ安全に、効果的に施術を受けたいと考えている方は、医療機関で医療ハイフを受けましょう。

信頼できるクリニックで施術を受ける


医療ハイフであれば必ずしも安心とは言い切れません。事故防止のための対策をしっかりとっていて、実績も豊富な信頼できるクリニックを選択しましょう。
これまでどの程度ハイフの実績があるか、ホームページやSNSなどで公開しているクリニックを選択すると良いでしょう。実際にそのクリニックでハイフの施術を受けた方の口コミ情報などをチェックしてみるのもおすすめです。

大切な予定の直前は施術を受けない


ハイフはリスクや副作用の心配が大きくない施術ではありますが、人によっては施術後に腫れや赤みなどが発生することがあります。そのため、大切な予定の直前に施術を受けるのはおすすめできません。
効果が最も高まるのは施術を受けてから1~2ヶ月後なので、このタイミングで大切な予定を入れると良いでしょう。

アフターケアを入念に行う


ハイフの施術を受けたあとは肌が乾燥しやすくなります。普段以上に保水、保湿に力を入れましょう。紫外線対策を十分に行う、洗顔時などは肌にダメージを与えないように注意するといった対策も必要です。
サウナやマッサージ、激しい運動などもしばらくは避けておきましょう。

適切な出力で施術を受ける


肌状態は個人差が大きいため、それぞれに合わせて出力や照射の角度を調節してくれるクリニックを選択することが重要です。
適切な出力で施術が受けられるかは医師の腕次第といえるので、信頼できるクリニック選びが欠かせません。施術時の痛みが強すぎるような場合は我慢するのではなく、調整してもらいましょう。

継続して施術を受ける


ハイフは継続して施術を受けることによって、より高い効果が得られます。施術を受けたあとは半年から1年程度で元通りになるので、効果が切れる前に再度施術を受けることにより、肌が引き締まった状態を維持できます。

ハイフ以外の方法もチェック

 



今回は、ハイフが受けられない人の
10の特徴を中心に紹介しました。妊娠中や授乳中、日焼けをしている方のように、永続的に続く心配がなければ、回復したときにハイフの施術を検討してみてください。

ハイフ自体が難しくても、代替法として自宅や美容サロンでできる施術や美容方法があります。自分のコンディションに合うものをぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

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