サーマルフラクショナルのシミ・シワ・たるみへの効果と仕組み
これから自宅での美肌ケアを始めたいと思っている方に向け、サーマルフラクショナルについて解説します。
サーマルフラクショナはシミやシワ、たるみなどをはじめ、さまざまな年齢肌の悩みに対応する施術法です。
しかも自宅用の美容機器でも搭載しているものがあるため、おうち美容を始めたいと考えている方にピッタリ。
そこで今回の記事では、サーマルフラクショナルの効果や仕組み、痛みなどについてご紹介します。この記事を読むことによって施術の原理から期待できる効果、気になる副作用やダウンタイムについてわかるので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
サーマルフラクショナルとは?
サーマルフラクショナルとは、照射時の熱エネルギーにより、コラーゲンやエラスチンの生成をうながす施術方法のことです。
照射されるのはラジオ波ですが、一般的なラジオ波よりも一点に集中しており、肌内部まで効果を与えられるのが特徴となります。
熱エネルギーが照射されると、肌の再生能力が高められます。
そのため肌機能が活性化され、コラーゲン・エラスチンなど美しい肌を維持するために必要な物質の生成がうながされる仕組みです。
以上のようにサーマルフラクショナルとは、肌が本来持つ働きを向上させるための施術だと言えるでしょう。
自宅で手軽に美肌ケアができるサーマルフラクショナルを下記の記事で解説していますので合わせてご覧ください。
▶参考記事:「サーマルフラクショナル」とは?効果・メリット・デメリット
サーマルフラクショナルの仕組み
サーマルフラクショナルはラジオ波を用いた施術なのですが、一般的なラジオ派と比較して肌への負担を抑えられる仕組みとなっています。これは、どのような形でレーザーを顔に照射するかの違いが大きいです。
一般的なラジオ派の場合、広い面状にレーザーを照射しますが、照射エネルギーは逆三角形のような形で肌の奥に行くほど小さくなってしまいます。そのため、深層部までラジオ波を伝えるためには出力を高めなければならず、肌負担が大きいです。
一方、サーマルフラクショナルは針のように点状でレーザーを照射し、肌の深層部で広がる仕組みとなっています。そのため、肌表面の刺激は抑えながらも深層部に働きかけることが可能です。
ハイフとの違い
ハイフは「High Intensity Focused Ultrasound:高密度焦点式超音波」の頭文字をとって名づけられた施術です。
肌へのハリやうるおいを与えられる観点から、一見似ているようにも見える両者ですが、実は仕組みに違いがあります。
サーマルフラクショナルが、一般的なラジオ波に似ている熱エネルギーを照射するのに対して、ハイフは超音波で肌に刺激を与える施術です。
さらに、ハイフの施術は、医療用とエステ用の2つに分けられ、それぞれアプローチできる皮膚の層が異なります。
医療ハイフは、医療行為として医師の診察のもと行われる施術のため出力が高く、皮膚の深いSMAS(スマス)筋膜にまでアプローチが可能です。
一方エステハイフは、医療ハイフよりも比較的弱い熱エネルギーをアプローチさせるため、照射範囲は角質層までになります。
サーマルフラクショナルと比べると、ハイフのほうが強力なので、施術時のピリピリとした肌の痛みを感じやすいのも違いの一つです。
サーマルフラクショナルのメリット
サーマルフラクショナルの仕組みは理解できたものの、具体的にどのようなメリットがあるのかは気になるところですよね。
ここからは、サーマルフラクショナルの主なメリットをご紹介します。
メリット①さまざまな肌の効果が期待できる
サーマルフラクショナルの施術では、肌にとってさまざまな効果が期待できます。
前述してきたように、サーマルフラクショナルはラジオ波による熱エネルギーで、肌の深層(※)に高周波レーザーを照射する施術です。
体の奥からポカポカと温かさを感じるので、活発に動くサポートをしてくれて、体のリズムが自然と整えられます。
フェイスラインもすっきりと見せられるのもうれしいポイントです。
さらに、肌の角質層にハリやうるおいを与える効果があり、肌本来の美しさを取り戻すサポートもしてくれます。
(※)……角質層まで
メリット②ダウンタイムが少ない
サーマルフラクショナルが注目を集める理由として、ダウンタイムや副作用が限りなく少ないという点も挙げられます。
針状の高周波レーザーを、お悩みを抱えている肌にピンポイントで照射するので、肌への刺激が最小限に抑えられます。
ダウンタイムが少ないことから、施術直後でも肌の赤みや腫れなどがない状態で、メイクができるのもほかの施術にはないポイントです。
大事な予定の前でも、サッと受けられるのはうれしいですよね、
メリット③安全性が比較的高い
美容機器で心配されがちな安全面も、サーマルフラクショナルであれば比較的安心できます。
冒頭でご説明したように、サーマルフラクショナルの高周波が届くのは角質層までなので、火傷や神経麻痺などのトラブルにはつながりにくいとされています。
これらのリスクを取り除いて、世界で初めて家庭用のサーマルフラクショナルを搭載した『MetaLT』は、肌への負担を抑えつつも角質層までアプローチできる画期的な美顔器です。
サーマルフラクショナルのデメリット
肌のお悩みに対して、さまざまな効果が期待できるサーマルフラクショナルですが、一方でデメリットがある点にも留意したいところです。
以下で紹介する2つのデメリットを押さえたうえで、サーマルフラクショナルの施術を検討しましょう。
デメリット①痛みをともなうことがある
サーマルフラクショナルの施術は、肌へのダメージを最小限に抑えられるとはいっても、肌に熱をくわえるので、人によっては痛みを感じるかもしれません。
ただ、基本的には痛みはほとんどなく、柔らかな温かみを心地よく感じられる程度です。
同様に、赤みや腫れなどの副作用が生じるケースもあります。
とはいっても、日焼けと同じ程度の軽いものなので、仮に赤みや腫れが生じても、一般的には数日~1週間程度で収まります。
もし、上記の痛みや副作用が長く続くようであれば、かかりつけ医に相談してください。
デメリット②効果を実感できるまでに時間がかかる
サーマルフラクショナルは、肌への負担を少なく抑えられたことで、逆に効果を感じられるまでに一定の時間がかかるというデメリットがあります。
肌への負担を最小限に抑えて、新たな肌のお悩みを軽減できるのはメリットですが、そのぶん効果を実感できるまで継続して施術を受けなければなりません。
根気よく施術を受けつづけるためには、気力だけではなくコストもかかります。
「サーマルフラクショナルを受けて、すぐにでも肌のお悩みを改善したい!」と考えていても、施術を継続して受ける必要がある点を事前に押さえておきましょう。
コストを抑えて、継続的にサーマルフラクショナルを受けたい方には、家庭用機器がおすすめです。
購入時にまとまった費用が必要ですが、一度購入してしまえば、ご自宅で好きな時間にサーマルフラクショナルが受けられます。
サーマルフラクショナルがもたらす効果
それではサーマルフラクショナルがもたらす代表的な効果についてご紹介します。
効果1:シミ改善
サーマルフラクショナルの施術を受けることで、シミ改善の効果が得られることがあります。
なぜなら施術によってターンオーバーがうながされるため、肌の奥深くに眠っているメラニン色素が排出されやすくなるためです。
コラーゲンはタンパク質であり、皮膚や軟骨など、わたしたちの身体をつくるために使われます。
タンパク質が不足すると肌の代謝であるターンオーバーが正常に行われなくなるかもしれません。
ターンオーバーが滞れば、メラニン色素が体外に排出されず、シミとなって残ってしまうこともあるでしょう。
しかしサーマルフラクショナルでコラーゲンの生成をうながすことで、ターンオーバーが正常化されやすくなります。
美肌に効果的な施術とされますが、シミや色素沈着に悩んでいる方にとっても効果的な施術だと言えます。
効果2:シワ改善
2つ目のサーマルフラクショナルがもたらす効果は、シワの改善です。
肌の弾力性やハリを保てるのは、エラスチンの働きによります。 エラスチンの性質が変わったり少なくなったりすると肌の弾力を維持できなくなり、シワができやすくなる傾向です。
そこでサーマルフラクショナルによりエラスチンの生成をうながすと、シワの改善に役立つ可能性があります。
施術によりシワが改善される効果も期待できます。
効果3:たるみ解消
サーマルフラクショナルはアンチエイジング作用が高いとされており、シワとともにたるみ解消の効果も期待できます。
シワと同様に、たるみの原因もエラスチンの生成量が年齢とともに不足してくることです。
そのため年齢による肌のたるみなどに悩んでいる方にとって、サーマルフラクショナルは効果的な施術方法となるでしょう。
効果4:アンチエイジング
サーマルフラクショナルはエイジングケア全般に良い効果をもたらす可能性が高い施術方法です。
年齢による肌の悩みは、先に解説したシミ・シワ・たるみだけでなく、肌の弾力性の低下や乾燥、ごわつきなどもひとつとなります。
コラーゲンはエラスチンとともに、肌を内側から支える役目を果たす物質です。
つまり肌の弾力性やハリは、2つの物質により成り立っています。
エラスチンは柔らかな弾力性のある繊維なので、肌を柔らかく保つためにも必要です。
コラーゲンはタンパク質なので、肌の代謝や細胞の入れ替わりにも関連し、乾燥肌を招くこともあります。
つまりサーマルフラクショナルの作用は、エイジングケアの悩みの多くに対応するものだと言えるでしょう。
下記の記事では、サーマルフラクショナルの特徴を詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
▶参考記事:サーマルフラクショナルに期待できる効果や状態を保つための頻度
効果5:痩身
肌に関することだけではなく、サーマルフラクショナルには痩身効果も期待できます。
これは、ラジオ派によって体が温められて代謝が高まり、血行が促進されるのが大きな理由です。
リンパの流れが促され、むくみ解消によりスッキリします。
さらに、代謝が高まることによって消費エネルギーが増え、痩身効果も期待できるのが魅力です。
サーマルフラクショナルに痛みはある?
サーマルフラクショナルの施術は、ほとんど痛みを感じないと言われています。
施術中に感じるのは、少し肌が温かい程度の感覚であることがほとんどです。
痛みではなく、むしろ心地よさを感じるかもしれません。
▶参考記事:サーマルフラクショナルの副作用・デメリット・痛みについて
サーマルフラクショナルの副作用やダウンタイム
サーマルフラクショナルには、ほとんど副作用やダウンタイムがないとされています。多くの方は施術直後からメイクも可能ですし、施術当日の入浴も問題ありません。
ただ、人によっては肌が少し熱を持ってしまうこともあるようです。個人差があるので一概にはいえませんが、肌が熱を持ったとしても数日程度で改善します。
美容効果が高いことに加えて、副作用やダウンタイムがないのもサーマルフラクショナルが人気の理由です。
サーマルフラクショナルでシミ・シワが改善されるプロセス
それではサーマルフラクショナルで、なぜシミやシワが改善されるのでしょうか?
STEP1:肌への照射により熱エネルギーが発生
サーマルフラクショナルのラジオ波を照射すると、熱エネルギーが発生します。
ラジオ波は乳がんの細胞を死滅させられるほどの高温を発するものです。
実際に最近では、メスを使わない乳がんの治療法としてラジオ波が用いられるようになりました。
照射することにより、日常では与えられない熱が肌細胞に与えられることになります。
STEP2:熱エネルギーがコラーゲン生成を促進
肌に与えられた熱エネルギーによって、コラーゲン生成がうながされるのがサーマルフラクショナルの効果の仕組みです。
皮膚の線維芽細胞に40℃以上の熱を与えると、コラーゲンの量が明らかに増加するという研究報告があります。
研究ではさらに熱エネルギーを与えることを続けたところ、シワやたるみが大幅に改善されました。
熱エネルギーには「ヒートショックプロテイン」を誘導する働きがあります。
ヒートショックプロテインにより肌のコラーゲン量を増加させ、美肌効果やアンチエイジング効果を得ようとするのがサーマルフラクショナルです。
フラクショナルレーザーとの違い
ここではサーマルフラクショナルについて紹介してきていますが、名前が似ている施術として「フラクショナルレーザー」があります。サーマルフラクショナルとフラクショナルレーザーの違いを解説します。
フラクショナルレーザーとは
フラクショナルレーザーとは、医療機関でしか行えない施術です。肌表面に点状のレーザーを照射して穴を開けて傷を作り、その傷がかさぶたとなって剥がれることによって肌が再生される特徴を持ちます。
フラクショナルレーザーで期待できる効果
フラクショナルレーザーは非常に効果が高く、肌質やニキビ跡、毛穴の改善などが期待できます。さらには、たるみ改善や肌の若返りなどの効果を持つ施術です。
副作用について
フラクショナルレーザーは3日~1週間程度のダウンタイムを必要とする施術です。施術後はすぐに肌の赤み、ほてりが発生し、それが1週間程度で少しずつ落ち着いていきます。
また、麻酔クリームを塗布してから施術するのが一般的ではありますが、麻酔をしていても痛みを感じる施術です。肌に小さな穴を開ける施術であり「焼けるような痛み」と表現されることもあります。
そのため、できるだけ痛みが少なく、なおかつ副作用やダウンタイムもほとんどない施術を探している場合はサーマルフラクショナルの方が良いでしょう。
サーマルフラクショナルの適切な頻度
サーマルフラクショナルは継続して施術を受けなければ、期待する効果が得られにくくなりますが、毎日受ければよいというものではありません。
頻繁に施術を受けることで、かえって肌が荒れてしまい、日々のスキンケアに時間をかけなければならない手間が生じます。
一般的に、サーマルフラクショナルを受ける頻度としては、2週間に1回が理想といわれています。
「早く効果を出したい!」という気持ちがあるかもしれませんが、できるだけこの頻度を守ってください。
なお、生理中、あるいは生理前後は肌が敏感になりやすいので、新たな肌のお悩みを増やしたくないのであれば、サーマルフラクショナルの施術は避けることをおすすめします。
サーマルフラクショナルの効果を高める方法
サーマルフラクショナルの効果を高めたい場合には、ほかの施術方法と組み合わせるのが有効です。
たとえば、サーマルフラクショナルにハイフを組み合わせてみましょう。
ハイフは、フェイスラインをすっきり見せられる施術なので、サーマルフラクショナルと併用すれば、より一層施術後の効果が高まります。
痩身機器を購入する際は、サーマルフラクショナルだけでなく、ほかの施術内容が搭載されているかどうかを、選ぶ際の基準にしてみるのも手です。
サーマルフラクショナルと別の施術を組み合わせて、相乗効果を狙って効率よく効果を実感してみてください。
おすすめの機器はMetaLT
サーマルフラクショナルにはいくつかの種類がありますが、おすすめの機器は「MetaLT」です。
「MetaLT」は家庭用の美容機器であり、「続けられる」ことを重視して開発されました。
どれほど効果的な美容機器でも、続けなければ効果が低くなってしまうことがほとんどです。
そのため「MetaLT」では、インテリア性と操作性が高く、心地よい使用感にこだわりました。
また多様な機能を備えていることで、即効性も感じられるはずです。
業務用の機器と同じ周波数であるため、自宅にいながらプロとほぼ変わらないお手入れができます。
操作開始からわずか4秒でケアが始められるなど使い勝手も良く、初めてサーマルフラクショナルを使う方にもおすすめです。
下記の記事では、自宅でサーマルフラクショナルができる家庭用全身美容器「MetaLT(メタエルティ)」の特徴や魅力を詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
▶参考記事:サーマルフラクショナルが自宅でできる!MetaLTのすごいところ
サーマルフラクショナルはシミ・シワ・たるみなどエイジングケアにおすすめ
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで、サーマルフラクショナルがシミなどのエイジングケアに効果的な理由がご理解いただけたと思います。
サーマルフラクショナルは熱エネルギーにより、肌のコラーゲン量を増やします。
シミはもちろん、シワ・たるみ・ハリ・弾力・乾燥など、さまざまな年齢肌の悩みに対応してくれるはずです。
お手入れ中は温かいと感じられることが多く、ほとんど痛みも感じません。
「MetaLT」なら自宅での使い勝手の良さにもこだわったつくりになっています。 これからエイジングケアを始めたいと思われている方はぜひ試してみてください。
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